有名株サイトの矢印は再び下向きに

『オニールの成長株発掘法』の著者であるウィリアム・オニール氏は、「CANSLIM」の投資法で有名であり、『インベスターズ・ビジネス・デイリー』という株新聞の創立者でもあります。


週末のオンライン版の『インベスターズ・ビジネス・デイリー』のホームページに、ひとつの見逃せない変化が起きました。


一目で分かるように、米国株式市場の方向が矢印で示されています。S&P500指数は、5月20日に安値を付けた後反発が始まり、それを反映して矢印も上向きとなりました。しかし、木、金の冴えない動きを受けて矢印は再び下向きとなり、保有株数を減らすことが勧められています。

下は、S&P500指数の日足チャートです。


先ず、Aが最近の安値となった5月20日です。見てのとおり、反発ラリーを展開した後、S&P500指数は横ばい状態となっていました。しかし、木曜には下限割れ(B)、そして金曜には極めて高い消費者物価指数が発表されマーケットは続落となりました。

投資、投機意欲を把握するために、一部の投資家たちはジャンク債の動きを見ています。

株がジャンク債を追う形となれば、S&P500指数が5月の安値を割るのは時間の問題です。

この線も注目されています。


矢印で示しましたが、赤い線は、2020年3月の安値(コロナ安値)から引いたVWAPです。このVWAPには「コロナVWAP」という別名もあり、単純な解釈をすると、ここを割ることは、コロナ安値以来買った人たちの損益合計がマイナスになることを意味をします。

冴えない動きとなった金曜のマーケットですが、そんな中で活躍したのは金、銀、金鉱、銀鉱銘柄です。一例として、大型金鉱株のETF(GDX)の日足チャートを見てみましょう。


金曜の上げ幅は4%を超え、木曜の陰線を包む強気な陽線が形成されています。出来高も20日平均を大きく上回りました。「株が不調な時は避難先として国債が選ばれる。しかし、現在のように金利が上昇する環境では国債は適切な避難場所にはならない。一部の投資家たちは、金鉱株を避難先に選んだようだ」という見方が広がっています。

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