トレードの前に真っ先に見るものは何ですか?

朝一番最初に見るもの、聞くものの重要性をデービッド・ケラー氏(StockCharts)が指摘しているので、今日はそのことについて少し書きたいと思います。


マーケット開始1時間前、CNBCのレポーターが興奮しながら、こんなことを報道したとします。

東京市場は2.93%の下落、ロンドンは現在3%を超える大幅下落です。S&P500の先物も現在マイナス3.02%の冴えない状態ですから、ニューヨーク市場は波乱なスタートを切ることでしょう。

こんなことを聞いたら、ほとんどの人は、今日のマーケットは下げると判断することでしょう。言い換えると、このニュースを聞いたおかげで、他の状況を全て忘れて今日は下げると即断してしまうのです。

「ニュースは見ません。チャートだけを頼りにトレードしています」と言う人たちも、東京下げ、ロンドン下げ、S&P500の先物も下げという様子を5分足チャートで見たら、今日は下げると判断することでしょう。

ケラー氏が勧めているのは、先ず長期的な流れから見ることです。朝のコーヒーを飲みながら、S&P500指数の週足チャートから見ることをケラー氏は推奨しています。長期的なトレンドを確かめ、中期的なトレンドを把握し、最後に短期トレンドを判断します。こうすることで、目先の雑音に惑わされることがなくなります。

マーケットの雑音とは何でしょうか。New Trader Uのスティーブ・バーンズ氏は例として、これらをあげています。

・テレビに出演するアナリストやマーケットの専門家の話。

・マーケット関係者や著名人によるマーケット予想。

・同じことを繰り返すニュース。

・短い時間軸チャートの値動き。(たとえば、3分足、1分足チャート上に見られる値動きは雑音が多い。週足や日足チャートのような長い時間軸に、はっきりとしたトレンドやパターンが確認できる。)

・短期的に見た場合のトレード結果、成績。短期的な上昇相場で、買い中心に得た好成績はノイズのようなものだ。上げ相場、下げ相場を通算して得たトレード成績に、トレーダーの本当の成績が表れる。

情報を収集するという目的で、私たちは朝一番にニュースを見ているのでしょうか。それとも単なる習慣でしょうか。真っ先に見るものの影響力は大きいですから要注意です。


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