米国株式市場:短期反発ラリーを期待する買い手

 mmさんから、このような質問をいただきました。



FOMCからは、予想された通りの50ベーシスポイントの金利引き上げが発表されました。定例記者会見で、パウエルFRB議長は「迅速な金利引き上げを継続するのは適切」、「必要なら中立以上に金利を引き上げることを躊躇しない」などと語り、どう見てもタカ派な姿勢でした。

しかし、ことが変わったのは、CNBCの記者スティーブ・リースマン氏の50ベーシスポイントを超える金利引き上げの可能性に関する質問に、パウエルFRB議長はこう回答しました。

連銀は、75ベーシスポイントの金利引き上げを考慮していない。

多くの人たちが、50ベーシスポイントを超える金利引き上げを心配していただけに、このパウエル議長の言葉が買い材料となりました。


上のチャート(5分足)で分かるように、S&P500指数は終了間際の1時間で強いラリーを展開し、2.99%の上昇で水曜の取引を終了しました。mmさんが、「調整の可能性は低いということでしょうか」という質問をされたのは、この強い反発ラリーが原因になったと思われます。

mmさんの質問はS&P500指数の月足チャートに関するものです。もう一度見てみましょう。


ボリンジャーバンドの中央の線(1)がサポートになり反発しています。しかし、MACDはデッドクロス(2)したまま下降が続いていますから、S&P500指数が下限バンドに到達する可能性はまだ残っています。

これはmmさんに既に回答したことですが、このチャネルに注目です。


S&P500指数が、この下降するチャネル内で動いているかぎり問題はありません。しかし、上限(矢印)の突破は買いシグナルになりますから上限に注目です。

日足で見るとこうなります。


1で分かるように、売られ過ぎだったストキャスティクスは上向きになりましたから、買い出動した人が多いことでしょう。チャネルの上限(2)が目標になりますから、そこには売り手も待っていることでしょう。

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