水曜のFOMCで金利を引き上げなかったのは大きな間違い!?

2019年9月のブログで、「ベテラン・トレーダーが公表した簡単なトレード方法(ブーム・システム)」と題して、グレッグ・マナリノ氏のトレード方法を紹介しました。あの頃は、マナリノ氏は株に関するツイートを毎日していましたが、何が悪かったのかは不明ですが、マナリノ氏のツイッター・アカウントは閉鎖されてしまいました。


ツイッターでの活動は無くなりましたが、20万のフォロワーを持つマナリノ氏のYouTubeは今日も続いています。

「マナリノの言うことは極端だ、極論だ、陰謀論だ!」いう批判も多いですが、米国の証券業界に多くの知人を持つマナリノ氏の意見は聞いていて面白く、こんな見方もあったのかと考えさせられることもあります。

FOMCの終了後、マナリノ氏は二つの動画をアップしています。報道されていたように、今日は金利引き上げはありませんでした。FOMCから金利据え置きが発表されるまで、ダウは400ポイントを超える上昇でした。しかし、据え置きが発表され、パウエルFRB議長の記者会見が始まるとマーケットは下げに転じ、結局マイナス129ポイントで大引けとなりました。

なぜ、マーケットは全ての上げを失う冴えない展開となったのでしょうか?二つの動画を通して、マナリノ氏はこんなことを語っています。

・金利は据え置きになると予想されていたが、市場は今日のFOMCでの金利引き上げを期待していた。

・インフレを本当に心配しているのなら、パウエルFRB議長は今日のFOMCで利上げを決定した筈だ。そうしなかったということは、パウエル氏は米国市民、特に中間層の人々のことなど全く考えていない。言い換えれば、パウエル氏は米国から中間層を消そうとしている。

・今日のS&P500指数は0.15%の下げで終わったが、現在行われているS&P500の先物は1.2%ほど下げている。下げが拡大しているのだ。これが意味することは、投資家たちはパウエルFRB議長をもう信用していないということだ。インフレを抑制するなどとパウエル氏は言うが、もし真剣に考えているのなら、今日のFOMCで利上げを実施した筈だ。据え置きというのは、もっとインフレを進めてやろうと断言したのと同じだ。

更に、マナリノ氏はウクライナ情勢についても触れています。マナリノ氏はラスベガスのあるネバダ州に住んでいます。マナリノ氏の話によると、ラスベガスの上空を飛行する軍用機の数が最近非常に増えているそうです。だからと言って、ロシアとの戦争が始まると結論している訳ではありません。はっきりしたことは言いませんでしたが、マナリノ氏は、軍事産業から大きなニュースが発表される可能性があると見ています。

「労働市場に悪影響を与えずに、金利を引き上げる余地は十分にある」というパウエルFRB議長の記者会見での言葉がマーケット失速の原因となったと報道されています。しかし、もし悪影響とならないのなら、なぜ今日のFOMCで金利引き上げを決定できなかったのでしょうか。現状は、本当はもっと悪いのではないでしょうか。下がり続けていた失業保険申請者数は上昇が始まっています。米国経済の減速が見え始めている今日、金利引き上げなど無理なのかもしれません。


・「米国株チャート最強の教科書」と題して、私の本が来月(2月)に出版されることになりました。この本を通して、株の売買手法を具体的、系統的に説明します。ぜひ、ご一読ください!

コメント