現代にも役立つ84年前の経済コラム

バロンズが創刊されたのは1921年、約100年の歴史を持つ株情報誌の老舗的な存在です。ノベル・インベスターによると、1936年12月から1937年6月にかけて、フレッド・ケリー氏が週刊コラムを担当していました。

1937年の暴落は、ケリー氏が執筆を辞めた2ヶ月後に起きた。ケリー氏のコラムは、現代の投資家にもタイムリーなアドバイスを与えてくれる。(ノベル・インベスター)

ケリー氏は、いったいどんなことを書いていたのでしょうか。いくつか見てみましょう。

私たちが株を手放すと、奇妙なことに株価の下げは止まってしまう。しかし、それは不思議なことではない。なぜなら、私たちが売った時に、他の大勢の投資家たちも一緒に売っているからだ。

なぜ多数の人たちが同じ日に持ち株を売ってしまうのだろうか?理由は、私たちは平凡な一般的な投資家だからだ。大多数の投資家と同様に、私たちは同じニュース、同じプロパガンダを聞いている。もしあなたが平均的な投資家なら、あなたは最大の投資家グループに属し、皆と同じタイミングで売ったり買ったりすることになる。

株投資で成功するには、自然な衝動に逆らった行動をとる必要がある。私たちが極めて楽観的になっている時は要注意であり、私たちが極めて悲観的になっている時こそ勇気ある行動が必要だ。私たちは一般的な考え方とは逆方向へ行くべきであり、盲目的に大衆に従うことは致命傷となる。

・虚栄心は私たちの最大の敵だ。虚栄心のために、私たちは利益の出ている良い株を手放し、損が出ている株を処分しないで口座に残してしまう。

・大衆はマーケットの天井で最も強気になり、普段は思慮深い人たちも愚かな行動に走ってしまう。重要なことは、私たちは大衆心理に影響されない免疫を持つことだ。

・もし好条件が揃っているのなら、株価は買うには高すぎるということはない。もし状況が今よりも悪くなることが予測されるなら、株価は安すぎて空売れないということはない。株価が数年ぶりの安値になったという理由だけで買って利益を得られることがある。しかし、このやり方は最終的に失敗となる。

・マーケット全体がパッとしない状態なら、私たちは、つまらない株を持っていることが気にならない。しかし、マーケットが活気のある時に、持ち株が全く動かないと私たちは失望、落胆する。

(ソース:Investing Advice from 1937, Still Relevant Today


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