唖然、呆然、衝撃的だった米雇用統計

発表された数値を見た時、これは誤報だと思いました。金曜のマーケット開始前に、米国5月の雇用統計が発表されましたが、4社のアナリストは、このような非農業部門雇用者数を予想していました。
  • バンク・オブ・アメリカ: 800万人減
  • バークレイズ: 900万人減
  • ドイツ銀行: 610万人減
  • JPモルガン・チェース: 800万人減
結果は減ではなく、+250.9万人でした。


今日の雇用統計に先駆けて、6月3日(水)にADPは、マイナス276万人という米国5月の雇用統計を発表しました。予想されていたマイナス900万人より少ない数値でしたが、今日のように皆を驚かせるような数字ではありませんでした。

過去10週間で、新規失業保険申請者数の総計は4000万人を超えていただけに、+250.9万人という数字は異様に見え、マスコミの言葉を借りれば正にショッキングな結果でした。
  • 予想されていたように、雇用者数は750万人減となるのではなく、なんと250万人も増えていた。これが意味することは、アメリカが新型コロナでロックダウンとなっている状況で、雇用は大きく好転していたということだ。(ゼロヘッジ)
  • まじですか?-- ケイト・バーン(ワシントン・センター・フォー・エクイタブル・グロース)
  • 雇用の回復は思っていたより早く起きていたということだ。しかし、今日のデータを見ただけで安心するのはまだ早すぎる。相変わらずひどい労働市場を考えると、この回復がどれほど持続できるかが疑問だ。-- ニック・バンカー(indeedドット・コム)
  • 発表された失業率は13.3%だ。これは恐慌以来2番目に悪い数値であり、米国2100万世帯が、極めて厳しい状態にあるということを忘れてはいけない。 -- マイク・フラタントニ(米抵当銀行協会)
フラタントニ氏が言うように、発表された失業率は13.3%ですが、データを発表した労働統計局は、「家庭調査で質問に答えた人たちが正確に回答していれば、失業率は発表した数値より3パーセントポイントほど高くなった可能性がある」といった内容のことをレポートの中で指摘しています。

今回の雇用統計はデタラメだ、と憤慨する人たちもいますが、大統領はご機嫌です。早速記者会見を行ってこう述べました。「現在起きている米国の経済回復はロケットであり、V字型を優るものだ。」


金曜のダウは3.15%の大幅上昇で終了です。





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