米国株式市場:迫るキー・レベル、ナスダックは宵の明星?

水曜の米国株式市場は、3主要指数揃って大きな下げとなりました。
  • ダウ:-2.72%
  • ナスダック:-2.19%
  • S&P500:-2.59%
下はS&P500指数の日足チャートです。

先ずAで分かるように、窓がレジスタンス・ゾーンになっています。ほぼ水平に走る200日移動平均線(B)、そしてその直ぐ下にある50日移動平均線(C)が支えになる可能性があります。RSI(相対力指数)はサポートレベルのテスト中です(D)。

心理的に重要なのは、安値となった3月23日から引いたVWAP(出来高加重平均)です(E)。今のところ、S&P500はVWAPよりも上ですから、単純に解釈すると、3月23日以来買った人たちの損益合計はプラスです。しかし、そこを割ることは損益合計がマイナスになることを意味しますから、VWAP割れは投資心理を大きく冷え込ませることでしょう。

次にダウを見てみましょう。


窓(A)を突破することが出来ず、ダウはサポートになる可能性がある50日移動平均線(B)に迫っています。RSIは重要なサポートラインのテストのテスト中です(C)。もしダウが50日移動平均線を割ってしまうようなら、心理的に重要な、3月の安値から引いたVWAP(D)がサポートになる可能性があります。

下はナスダック総合指数です。


四角で囲いましたが、「宵の明星」が形成されていると判断して、大引け間際に空売った人が多かったと思われます。

下は、過去6ヶ月間のナスダックの動きです。


「宵の明星」以外にもダイバージェンスという売り材料があります。1と2の矢印で分かるように、RSIは既に下げ方向となり、ナスダック総合指数の勢いの衰えが示されています。20日移動平均線(3)が、はたしてサポートになるかに注目です。4は3月の安値から引いたVWAPです。

弱い株式市場を受けて、水曜のマーケットでは国債が買われました。下は、米長期国債のETFの日足チャートです。(終値:163ドル3セント、+1.07%)


先ず、右下がりの50日移動平均線(A)がレジスタンスになっています。入れた指標はMACDです。6月11日にゴールデンクロス(B)が起きています。次の注目はゼロライン(C)です。MACDのゼロライン突破は、トレンドが下げから上げに転換することを意味しますから、ゴールデンクロスで買わなかった人たちが買い出動となることでしょう。

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