アップル11店舗閉鎖ニュースに敏感に反応した投資家たち

先ず、アップルの日足チャートを見てください。


金曜の取引でアップルは0.57%の下落となり、349ドル72セントで大引けとなりました。
  • 1で分かるように、今のところ、株価は上昇する10日移動平均線に支えられています。
  • 金曜の出来高は、約3ヶ月ぶりの大きな量でした(2)。
なぜ出来高を大きく増やして株価が下がったのでしょうか?原因は、このニュースです。
Apple、米11店舗を再閉鎖 フロリダなど感染拡大4州で: 
一部の地域で新型コロナウイルスの感染が再び広がり、企業は経済再開と安全の両立で難しいかじ取りを迫られている。日本経済新聞
投資家たちは、このニュースに敏感に反応しました。米国各州では、閉鎖となったいた店が営業を再開し始めていたのですが、アップル11店舗の再閉鎖のニュースで、経済活動が再び減速となる不安が台頭しました。

アップルのニュースが、特に悪材料となったのは航空会社やクルーズ会社の株です。下は、下落が最も大きかった航空会社5社です。
  • ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス(UAL):-6.35%
  • ジェットブルー・エアウェイズ(JBLU):-5.32%
  • スカイウェスト(SKYW):-4.45%
  • デルタ航空(DAL):-4.16%
  • アレジアント・トラベル(ALGT):-4.10%
新型コロナウイルスの感染者数が更に増えたことを受け、クルーズ船業界は、米国の港から出発する船旅の再開を7月24日から9月15日に延期することを発表しました。この報道で、カーニバル(CCL)は5.26%、ロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL)は6.87%、そしてノルウェージャン・クルーズ・ライン(NCLH)は5.64%とそれぞれ大きな下げとなりました。

WHOは中国寄りだという批判もありますが、WHOのテドロス事務局長は、このようなことを今日述べています。
パンデミックが加速している。世界は危険な新局面に入った。(毎日新聞
WHOからの警報ということで、投資家たちは新型コロナウイルスの第2波を心配し始めています。言うまでもなく、第2波に襲われてしまえば、経済回復はいっそう遅れ、倒産や失業者が更に大きく増えることでしょう。

マーケット・ウォッチに、こんな意見調査が掲載されています。
質問:あなたの株投資判断に最も大きな影響を及ぼす要素は何ですか?
  •  大統領選挙:6.6%
  • 新型コロナウイルスの第2波:12.1%
  • 連銀の金融政策:31.1%
  • 経済の回復状況:50.2%
今週末、投資家たちは色々と思案することでしょう。WHOのテドロス氏が言うように、「世界は危険な新局面に入った」のなら、私たちは厳しい新型コロナウイルス第2波を覚悟しなければなりません。アップルに従って、店舗を再閉鎖する店や企業が増えれば経済活動は再びストップです。こう考えると株は売られると思ってしまいますが、はたして投資家たちは今週末どう結論するのでしょうか。



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