米国株式市場の底打ちは8月7日になる!?

2月12日から3月23日の間に、ダウ平均は37.1%の厳しい下げとなりました。しかしその後、ダウは約27%の大幅上昇となり、早くもこんな声が聞こえてきます。
ベアマーケットは終わった
もしそうなら、ベアマーケットは、たったの27取引日で終了したことになります。本当にベアマーケットは終わったのでしょうか?豊富なデータを揃えるマーク・ハルバート氏(Hullbert Ratings)は、このような見方をしています。
  • 米国株式市場は、3月に記録した安値を割ることになるだろう。現在、マーケットには強い反発ラリーが起きているが、これは珍しいことではない。ダウ指数が作られて以来、現在のような力強いラリーが展開されたことは38回あり、全てが大恐慌時代に起きている。
ハルバート氏は、このデータを次に指摘しています。

今回と同程度の下げ(37.1%)、またはそれ以上の下げとなったベアマーケットは過去11回ありました。ご存知のように、ベアマーケットの下げは一度で終わってしまうのではなく、下落上昇を繰り返して最終的な大底となります。

上のチャートが示しているのは、第1回めの底から大底までの日数です。過去11回を振り返ると、一回めの底から最終的な底までの平均日数は137日です(緑の線)。この137日を使って計算すると、今回の場合は安値が3月23日でしたから、大底がやって来るのは8月7日頃になります。

ハルバート氏は、ボラティリティ指数(恐怖指数)を使った計算もしています。2回の例外はありますが、平均すると、マーケットの大底は恐怖指数がピークとなった90日後にやって来る傾向があります。今回の恐怖指数のピークは3月16日でしたから、6月14日頃に底打ちとなる可能性があります。

こんなこともハルバート氏は指摘しています。
マーケットの大底では、皆が悲観的、絶望的になるものだ。現在の状況は違う。「最悪の事態は過去のものとなった!」、と宣言する投資家が次々と現れている。大底では、そんなことを言える人はいない。投資家は絶望的になり、株のことなど考えられなくなっているものだ。言い換えると、現在の明るい投資心理が消えるには、3月の安値割れが必要だ。

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