米国の失業率は18.3%!?

強いて前向きな見方をすれば、今回の新規失業保健申請者数は前回ほど悪くなかった。(CNBC)

更に440万の米国人が新規失業保健を申請し、これで過去5週間の総計は2647万人という膨大な数に達しました。
この数値が語っているのは、7人に1人を超える労働者が失業保健に申し込んだということだ。失業率に換算すれば18.3%だ。(エコノミック・ポリシー・インスティチュート)
2647万という数字が、いかに大きなものであるかは、これを見ると分かります。


  • 右側(赤):最近5週間の新規失業保健申請者数の総計
  • 左側(緑):2010年以来創出された雇用数の総計
正にアメリカは恐慌入りといった状況ですが、下は新規失業保健申請者数が発表された日のNYダウの動きです。
  • 3月26日:ダウ平均 +6.38% (新規失業保健申請者数:331万人)
  • 4月2日:ダウ平均 +2.24% (687万人)
  • 4月9日:ダウ平均 +1.21% (662万人)
  • 4月16日:ダウ平均 +0.12% (524万人)
  • 4月23日:ダウ平均 +0.17% (443万人)
ひどい数字が発表されたにもかかわらず、ダウは一度もマイナスになったことはありません。「なぜマーケットは大きく下げなかったのですか?」と聞かれたら、皆さんはどう回答しますか?経済コラムニストのモーガン・ハウセル氏は、こんなことを書いています。
バンガード・グループの経済学者が、経済指標と株式市場の相関性について、1926年までさかのぼって調べた。その結果分かったことは、経済指標を使って、将来の株式市場の動きを予測することはできない。良い経済指標は将来の株高に結びつく、と一般的に言われているが、「好指標=株高」という公式は存在しない。たとえば、経済指標で最も有名なGDPだが、バンガードのレポートによればGDPから将来の株式市場の動きを予測することは、ほぼ100%不可能だ。
では、何が株価を動かすのでしょうか?思い出すのはエニス・タナー氏の言葉です。
マーケットは上げ下げする。投資家たちは、これが買いの原因になった、これが売りの材料となったという話をするのが好きだ。しかしほとんどの場合、株価を動かす原因となったのは株価だ。簡単に言うとこうなる。「何が原因かは分からないが、株価が上昇しているから買ってみよう。株価が下降しているから空売ってみよう。」

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