システム・ダウン:こんな日にトレードができない!!

株投資アプリ「ロビンフッド」に大きな不具合が生じ、顧客たちは、一日中トレードをすることができないという事態が月曜に起きました。報道されているように、月曜のダウ平均は1293ポイントというポイントでは史上最大の上昇となり、下が日足チャートです。

見てのとおり、特大陽線が形成され、先週火曜に割ってしまった200日移動平均線に迫っています。

ロビンフッドは特に若い世代に人気です。2019年12月5日、フォーブスはこう書いています。
米国のフィンテック業界で近年、最も注目を集めるカテゴリの1つが、手数料無料の株取引を提供するオンライン証券企業だ。この分野を代表する米国のユニコーン「ロビンフッド」は12月4日、アカウント開設数が1000万件を突破したと発表した。カリフォルニア州メンローパークに本拠を置くロビンフッドは、2013年の設立以来、株式や仮想通貨の取引き手数料を無料にし、この分野のパイオニアの「E*Trade」を上回る顧客を獲得した。
株式市場が爆発的な上昇となった日に株の取引が出来なくなってしまったのですから、ツイッターは、ロビンフッドの顧客たちの苦情で溢れています。



「本物のトレード用アプリを探す時が来たようだ。始まったばかりの頃のロビンフッドはクールだった。しかし最近は大きく後退だ。」

「ロビンフッドのシステム全体の不具合で大きな損害を被った。顧客たちは、ロビンフッドに対して集団訴訟を起こすべきだ。」

「ロビンフッドは世界で最も信用できないブランドだ。透明性ゼロ、そしてエンジニアリング・チームは無能、無責任だ。」
言うまでもなく、買いポジションのある人は売ることができない、空売りポジションがある人は買い戻すことができなかったのですから、正に最悪な状態です。

少し変わった、こんなツイートもあります。

「アプリの不具合で、取引が今日全くできなかったロビンフッドの顧客は、今日一日中トレードが出来た人たちより良い結果となった可能性がある。$SPY」
最後に記されている「$SPY」はS&P500指数のETFを意味します。下が日足チャートです。


矢印で示しましたが、今日の陽線は特大、4.33%の大幅上昇です。これだけ強力な反発ですから、先週金曜に買った人たちの多くはザラ場で売ってしまい、早すぎた利食いを悔やんでいることでしょう。

「これはデッド・キャット・バウンスだ!」と判断した人は、ザラ場で空売りポジションを何度も増やしたことでしょう。しかし、あまりにも強い大引けを見て、空売ったことを後悔しているのではないでしょうか。

システムの不具合で、一日中トレードができないのは、とてもイライラすることです。特に今日は大幅上昇ですから、何もできないのは苦痛だったことでしょう。しかし、不具合のお陰で、衝動買い、衝動的な空売りをしなくてすんだのも確かです。

ロビンフッドが人気となったのは、株手数料ゼロが大きな魅力だったからです。しかし最近は、大手オンライン証券会社も次々と手数料ゼロを実施していますから、今日の大々的な不具合で、多くのロビンフッドの顧客は他社へ口座を移す決心をしたことでしょう。

(情報源:Robinhood experienced a ‘system-wide outage’ as markets rebounded in heavy volume Monday

スマホ証券アプリ「ロビンフッド」、口座開設数1000万件を突破

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