投資家たちの心配が、いよいよ現実のものとなる?!

米連銀、そして世界の中央銀行は、金融市場の崩壊を今回は防ぐことができないかもしれない。-- ジム・ビアンコ(ビアンコ・リサーチ)

多くの投資家も、ビアンコ氏と同様な心配をしています。下は、the marketに掲載されたビアンコ氏の見解です。
  • 米連銀はバズーカ砲を放った。金利をゼロに引き下げ、更に7000億ドルに及ぶ量的緩和を発表した。海外の中央銀行からも協力を得たが、S&P500指数はリミット・ダウン、世界の主要株式市場は大きな下げとなった。金融市場は現在、極めて重要な場面に直面している。
  • 世界の中央銀行は全てを投入した。株式市場、金融市場のこれ以上の下げを防ぐため、中央銀行は全ての弾薬を使った。米連銀は巨額なレポ・オペレーションを行い、欧州中央銀行、日銀からも金融政策が発表された。更に、ヨーロッパの国々は新型コロナウイルスに対抗するため大がかりな対策を実施し、ドイツは事実上、全ての人たちの職を保証した。
  • 中央銀行は、先週の株式市場の安値割れを防がなければならない。もし先週の安値割れが起き、下げが止まらなくなることは、中央銀行の措置はもはや何の効き目が無いことを意味する。効力が無くなった金融政策は即刻に取りやめ、新金融政策を実施する必要がある。アインシュタインが言ったように、同じことを繰り返して、違った結果を求めることは狂った行動だ。
  • 先週記録した株式市場の安値が割れ安値が更新されるなら、金融市場は閉鎖となる可能性がある。米連銀、世界の中央銀行の努力にもかかわらず安値を更新してしまうことは、もはや中央銀行には為す術が無いことを意味する。
  • マーケットの下落で多数のマージンコールが発生し、多くの株が強制的に売られる。それだけではない、ジャンク債や新興国の債券に全く値がつかなくなり、投資家たちは換金することが不可能になるだろう。しかし、最も大きな被害を受けるのは年金だ。
  • 新型コロナウイルス対策として、世界の政府は、学校やレストラン、国境を封鎖した。同様に、現状のダメージ把握と対策検討のために金融市場もしばらく閉鎖して、適切な価格で取引ができるメドが立ったところで市場を再開するべきではないだろうか。
  • 現状を考慮すると、米連銀の行った0%への金利引下げ、量的緩和という措置は正しい。もちろん、正しい措置を取ったからといって、それが好結果となる保証は無い。あともう一つ米連銀にできることは、マーケットが先週の安値を割り始めたら、手遅れになる前に金融市場を閉鎖することだ。
  • ヘッジファンド業界には、多額な損を抱えるファンドの話が出回っている。ブルークレスト、H2O、ブリッジウォーターには約20%の損が出ている。もしマーケットが先週の安値を割り下げが続くなら、巨大ファンドの破綻の噂が流れることだろう。だから市場を閉鎖することが必要なのだ。
  • 私たちは、極めて稀な出来事を現在目撃している。金融市場に現在起きていることは2008年の金融危機、9月11日のテロ事件、ハイテク株バブル、1987年の暴落を超える大きな出来事だ。今日よりも大きな出来事は1929年の暴落だが、それを経験した人たちのほとんどは既に亡くなっている。私たちが現在直面している壮大な金融イベントはまだ始まったばかりであり、どんな結末になるかは分からない。しかし、私たちの孫の世代が、2020年の巨大パンデミックとそれが世界をどう変えたかを学校で学ぶことだろう。
繰り返しますが、抜粋したのはビアンコ氏の意見です。しかし、氏の意見に同意し、差し迫る恐慌を心配する投資家は少なくありません。



コメント

rinsay さんの投稿…
Kamadaさん、こんにちは。いつも有益な情報をありがとうございます。
今朝(日本で)NY市場反発して少し安堵していましたが、
日経もマイナス、NY市場先物も下がってるので今夜も下がりそうですね。
レストラン閉めるならマーケットも閉めていいような気がしてきました。