ダウは4%の大幅下落、しかし今日の値幅はNR10

大荒れのマーケットです。ダウ平均は2月12日から3月23日にかけて37%の巨大な下げ、そして次の3日間で+21%の強力な反発ラリーを展開しました。下が日足チャートです。

気がつくことを2つ書きます。
  • ダウは安値から反発したが、下降する20日移動平均線(1)を越えることができなかった。
  • 今日のローソク足(2)は過去7日間で値幅が最も狭いNR7だっただけでなく、過去10日間で値幅が最も狭いNR10でもあった。(NR=Narrow Range)
今日のダウは4.06%という大きな下げだったにもかかわらず、値幅は過去10日間で最小という信じられない状態です。いかに最近のマーケットが荒れているかが分かります。

問題は、NR7の翌日、そしてNR10の翌日は大きな値動きとなる傾向があることです。言い換えると、月曜の取引でダウは極めて大きな動きとなる可能性があります。

ダウはどちらの方向へ動くでしょうか。下降する移動平均線で分かるように、トレンドは明らかなダウントレンドですから、多くの人たちは3月23日の安値が再テストされることを予想していることでしょう。

下の日足チャートは、ダウ平均に3つのVWAP(出来高加重平均)を入れたものです。


Aは今年の初取引日(1月2日)から引いたVWAP、Bは一時的な安値となった2月28日から引いたVWAP、そしてCは最近の安値となった3月23日から引いたVWAPになり、Dの点線は20日移動平均線です。

先ず、現在の位置はAより下ですから、1月2日以来買った人たちの損益合計はマイナスになり投資心理は暗い状態です。20日移動平均線がレジスタンスになったと解釈することもできますが、ほぼ同位置に走る、2月28日から引いたVWAPと20日移動平均線がダブルレジスタンスになったという見方もできます。投資心理が大きく好転するためには、ダウはB、D、Aの3つを突破する必要があります。

注目はC、最近の安値となった3月23日から引いたVWAPです。現在のダウは、このVWAPより上にありますから、3月23日以来買った人たちの損益合計はプラスです。しかし、ダウがこのVWAPを割ると、3月23日以来買った人たちも悲観的になりますから、このVWAPは重要です。

コメント

ソルト さんのコメント…
Kamadaさん

いつもブログおよびTwitterを拝見しております。
毎回有益な情報を掲載いただきありがとうございます。

本記事も大変勉強になります。
終始来週月曜は下がる前提での論調となりますが、
引き続き上がる可能性もあるかと思います。

感覚値でも結構ですが、
逆に上がる可能性はどのくらいあるかとお考えでしょうか。
T.Kamada さんの投稿…
ソルトさん

こんにちは。

ご指摘のとおり、上がると考えている人たちもいます。

特に、週足チャートでダウ平均を見た場合、今週のローソク足は
先週のローソクを包む強気な形です。更に、RSIは上向きになり買い
シグナルも出ています。

今週の高値(22595.06)が重要になると思います。この高値は38.2%の値戻しレベル(2月の高値から3月の安値で測定)とも一致します。ここを突破した場合は、次の値戻しレベル(50%)、約23890付近が目標となります。