米国マーケット:株だけでなく国債と金にもダイバージェンス

週末のブログで、ジョン・マーフィー氏(テクニカル・アナリスト)も、S&P500指数に起きているダイバージェンスを指摘しています。注目したいのは、ダイバージェンスは日足と週足の両方に起きていますから、短期的な売買をする人たちだけでなく、長期的に投資をする人たちもマーケットの一時的な下げを予測していると思われます。先ず、日足チャートから見てみましょう。

AとBの矢印の方向で分かるように、RSI(相対力指数)は既に下げ方向となり、ここからの積極的な買いに対する警報が出ています。

下は週足チャートです。

一般的に言えることは、週足のダイバージェンスの方が、日足ダイバージェンスより高い危険性を示している。-- ジョン・マーフィー
マーフィー氏は、更にこのようなことも指摘しています。


上はS&P500指数の日足チャートです。一番上に入れた指標は、多くの人たちに活用されているMACDです。赤の矢印(1)で示しましたが、MACDラインがシグナルラインをクロスする売りシグナルが出ています。「S&P500指数は、50日移動平均線をテストする可能性がある」、とマーフィー氏は記しています。

先週のS&P500指数は1.25%の下落となり、売り材料として報道されているのは新型コロナウイルスです。
投資家たちは、新型コロナウイルスが世界経済に与える悪影響を過小評価している。
冴えないマーケットの中、目立ったのは金と国債です。下が先週の結果です。
  • 金のETF:+3.83%
  • 米長期国債のETF:+2.41%
資金は金と国債へ避難した、と解釈した人が多いと思いますが、このようなことを指摘する人たちもいます。下は、米長期国債のETFの日足チャートです。


見てのとおり、ダイバージェンスが起きています。ETF価格は上昇ですが(A)、RSIは前回の高値に達していません(B)。

金のETFにもダイバージェンスが起きています。下が日足チャートです。


国債のETFと同様に、RSIは前回の高値に達していません。ということで、今週のマーケットは株式市場だけでなく、国債と金も下げとなる可能性も頭に入れておきたいと思います。

(参照した記事:ジョン・マーフィー氏のブログ

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