ベテラン・トレーダーからアドバイス:ウイルスのニュースに注目するのではなく、重要なのはこれ

金曜のS&P500銘柄の様子です。(finvizから)

ほぼ全滅の中で、好決算を発表したアマゾン(+7.38%)、IBM(+5.09%)、そしてコルゲート・パルモリーブ(+6.20%)の大きな上昇が目立ちます。金曜の株式市場は主要3指数が揃って下げ、特にダウ平均は2%を超える下落となりました。下はダウ平均の日足チャートです。


投資家たちに人気の指標を入れました。Aは20日、Bは50日、Cは200日移動平均線です。真ん中はRSI(相対力指数)、一番下はMACDです。

先ず1を見てください。ダウは50日移動平均線を割っています。この移動平均線より上なら買い基調、下なら売り基調と解釈する人が多いですから、50日移動平均線割れは明らかな悪材料です。

次はRSIです。2で分かるように、数値は50を下回っています。一般的に、50より上はアップトレンド、50未満はダウントレンドと解釈されますから、50割れは買い手にとって悪いニュースです。

MACDは、まだ極めて悪い状態ではありません(3)。既にデッドクロスが起きていますが、今のところゼロより上にあります。本格的な下げは、MACDがゼロを割ってからという見方もありますから、買い手は完全に諦めてしまった訳ではありません。

ベテラン・トレーダーのグレッグ・マナリノ氏は、こんなことを指摘しています。
ニュースで大きく取り上げられているから、投資家たちは、マーケットの下げの原因は新型コロナウイルスだと思うことだろう。しかし、ウイルスばかりに注目していたら重要なものが見えなくなってしまう。原油の下げが、株式市場に悪材料となっていることを忘れてはいけない。
下はWTI原油のETFの日足チャートです。


位置的には、ETF価格はサポートゾーンに迫っています。マナリノ氏の言葉を借りれば、ここで反発なら株式市場に好影響、しかしブレイクダウンなら株式市場に更なる悪影響となります。

チャート分析で定評のあるクリス・キンブル氏も原油の重要性を指摘しています。下は、キンブル氏のツイート(1月28日)です。


上半分は原油、下半分はS&P500指数です。見比べていただくと分かりますが、緑の線で示された過去3回の両者の動きは同じです。同じタイミングで安値、そして同じタイミングで反発の開始です。見てのとおり、原油はサポートレベルを現在テスト中ですから、多くの人たちは、はたして今回も過去3回と同様の動きとなるかに注目していることでしょう。

(情報源:キンブル氏のツイート

マナリノ氏の動画

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