米国株式市場は新高値、投資家たちは皆強気!?

CNNビジネスに掲載されている恐怖&欲指数(Fear & Greed Index)は、93という極めて高いレベルに達しています。言うまでもなく、投資家たちは超強気です。

この強い数値を反映して、木曜の米国株式市場は、ダウ、ナスダック、S&P500が揃って新高値で取引を終えました。下は、ダウ平均の日足チャートです。


AとBで示した部分を見てください。11月の時のように(A)、ダイバージェンスが現在起きています(B)。ダウ平均は高値を更新ですが、RSI(相対力指数)は下げ方向になり、ダウの上昇の勢いに衰えが見られます。11月の時は約3%の下落となりましたから、一部の投資家は、今回も同程度の下げが起きることを予想しています。もちろん、ダイバージェンスの後は必ず下げが起きる訳ではありません。下げる代わりに横ばいになることもありますから、ホームランを狙った大きな空売りは勧められません。

こんな声が聞こえてきます。
93という恐怖&欲指数が示しているのは有頂天になっている投資家たちの様子だ。ほとんどの人たちが、既に目一杯株を買ってしまった可能性があるから、ここでは思い切って空売りをするべきだ。
恐怖&欲指数(Fear & Greed Index)は、個人投資家たちの意見調査を基盤にして作られたものではありません。この指数は、52週高値銘柄数、52週安値銘柄数、ジャンク債と優良債の利回り、そしてボラティリティ指数などを考慮して作られたものです。

実際の意見調査で有名なのは、AAIIから毎週発表されているセンチメント調査です。下が今週の結果です。

一番上が株に強気回答(BULLISH)になり、今週は前回から4.1パーセントポイント減って33.1%という結果でした。更に、この数値は過去平均の38.0%を下回っていますから、この数値から投資家たちは超強気であるという結論を引き出すことはできません。

投資家たちがさほど強気でないのなら、いったい誰が株を買っているのでしょうか?トランプ大統領から強い圧力を受け、米連銀は金利の引き下げ、そしてバランスシートの拡大を始めました。言い換えると、量的緩和が再び始まり、株にとって良い環境となりました。

もちろん、量的緩和が永久に株に好材料となることはありません。いつか必ず悲惨な状態がやって来ることを投資家たちは予期しています。しかし、多くの人たちは割り切ってしまいました。

考えすぎはやめましょう。。。ブルマーケットです!


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