相対力指数の話:天然ガス、ビットコイン、大麻


天然ガスが、2016年以来の低レベルに転落したことが報道されています。豊富な供給量、そして予想される暖かめの天候が主な売り材料です。

天然ガスのETFの日足チャートを見てみましょう。



最近1年間の動きです。入れた指標は相対力指数(RSI)です。
相対力指数(RSI):J.W.ワイルダーによって開発されたテクニカル指標であり、オシレーター(振幅を測るもの)分析の一種。相場が上昇、下落のどちらの勢いが強いかを計測する。
上昇局面に入ると数値が50%以上で推移し、下降局面に入ると数値が50%以下で推移する。
短期的な相場分析では14日間のデータを使用し、RSIが70%以上であれば相場は買われすぎ、逆にRSIが30%以下であれば相場は売られ過ぎと判断される。(野村證券 証券用語解説集から抜粋)
矢印で分かるように、最近1年間でRSIが30%以下になるのは、今回(A)で4回目になります。前回3回の場合、大きな反発はありませんでしたが、一時的な下げ止まり、または小さな反発となっています。金曜は確かに28.15という売られ過ぎを示す数値で終了となりましたが、過去3回の例があるので、投資家たちは大した反発を期待していないと思われます。

下は最近6ヶ月だけを見たものです。


赤で囲った部分を見てください。11月の終わり頃から、RSIは50%以下での動きが続いています。抜粋した証券用語集から分かるように、50%以下の数値は下降局面、ダウントレンドです。言い換えると、現在起きている売られ過ぎはダウントレンドにおけるものですから、もし反発が起きるなら「良い戻り売りの機会」と判断するトレーダーが多いことでしょう。売り手が慌てるような事態が起きるためには、RSIが50%を突破する必要があります。好例は10月です(A)。RSIは50%を超え、ETF価格の上昇に弾みがついています。

RSIだけで見た場合、最近元気になったのは大麻とビットコインです。


上は、ビットコインの投資信託の日足チャートです。矢印の部分で分かるように、RSIは50%レベルを突破し、上昇局面に入ったことが示されています。現時点では、ダウントレンドが完全に終わったかは分かりませんが、下の週足チャートを見てください。


上辺に挑戦中です。もちろん、ここを突破することは買いシグナルとなりますから来週の動きに注目です。

下は大麻のETFです(日足)。


RSIは長期にわたって50%以下で推移していましたが、ついにブレイクアウトです(A)。ETF価格は50日移動平均線(B)を既に越え、100日移動平均線(C)が現在レジスタンスになっています。もし100日移動平均線を突破なら、次の目標は200日移動平均線(D)です。

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