気になる国債利回りと米国住宅市場

今週ここまでの米国株式市場を振り返ると、最も好調なのは、プラス12.95%の半導体メモリー株指数です。下が日足チャートです。


今日の終値は16269.84になり、2018年5月に記録された高値17251.88に接近しています。

今週最も下げているのは、マイナス4.26%の住宅建築株指数になり、下が日足チャートです。

  • 指数は10日、20日、そして50日移動平均線を既に割って短期、中期的な弱さが顕著になっている。
  • 今日の取引では100日移動平均線(A)を割っての終了となった。しかし、注目されていた11月7日の安値がサポートになった(B)。
11月7日の安値は重要です。


1、2で分かるように、指数は一段低い高値を形成しました。11月7日の安値(3)を割ってしまうと一段低い安値が形成されますから、これはトレンドがアップトレンドからダウントレンドに転換することを意味します。

米国住宅市場は、いよいよ危ないのでしょうか?下は、住宅市場指数です。(チャート:dshort.com)


今月の数値は76の高レベルです。50を超える数値は住宅市場の明るい見通し、そして50未満の数値は暗い見通しを意味します。
建設業者は春ごろからの住宅市場の反発が継続すると期待していると、NAHBの会長、Greg Ugalde氏は述べている。1)中古住宅の供給が不足していることや2)住宅ローン金利の低下、3)労働市場の強さ、に支えられていると説明した。(ロイター)
強い住宅市場指数にもかかわらず、なぜ住宅建築株指数は弱さが最近顕著になっているのでしょうか?
ミシガン大学消費者信頼感指数の調査で、消費者の住宅購入意欲は、住宅ローン金利の低下にもかかわらず金融危機時の2008年以来で最低にとどまっている。今後は住宅ローン金利が底入れすることを考えると、2020年は現状のペースでの建設セクターの伸びを期待することは困難との見方を、エコノミストは強めている。(ロイター)
住宅ローン金利と密接な関係にあるのが国債利回りです。


上半分は10年国債利回り指数、下半分は住宅建築株指数です。先ず、利回りが下降する局面では住宅建築株指数が上昇しています。しかし、9月から利回りの上昇が始まり、投資家たちは以前のように積極的に住宅株を買えなくなってしまいました。

位置的には、両者とも興味深いレベルに達しています。


もし、利回り指数がレジスタンスレベル(1)を突破なら、住宅建築株指数は11月7日の安値(2)を割ることになりそうです。



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