米国株式市場:来年は今年の敗者に注目?

早いものでもう12月10日、今年のマーケットは大詰めとなりました。この時期になると話題になるのは、来年の有望銘柄です。
もし、あなたが勇気のある逆張り投資家なら、2020年はウォルグリーン・ブーツ・アライアンス株の大きな反発に賭けるべきだ。-- マーク・ハルバート(ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェスト)
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは、ドラッグストアの運営を中心に行う世界最大のドラッグチェーンでありダウ30銘柄に属する企業です。

ハルバート氏が、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス株を勧める理由は、年間を通して最も冴えないダウ銘柄の翌年の成績は予想以上に良くなる傾向があるためです。
低迷する株の回復ラリーに賭けるというのは思っているほど悪い投資ではない。たとえばGE(ゼネラル・エレクトリック)だ。2018年を振り返ると、ダウ銘柄で最も成績が悪かったのはGEであり、株価は55.4%の大幅下落となった。GEは去年の6月にダウ銘柄から外されてしまったが、今年のGE株は53%の上昇となり、もし今日もGEがダウ銘柄ならこれは第2位の好成績だ。(1位は+70%のアップル)
チャート:ハルバート氏のブログから

上のチャートには、前年最も成績が悪かったダウ銘柄に投資した場合(緑)と、前年最も好成績だったダウ銘柄に投資した場合(赤)のリターンが示されています。見てのとおり、最も成績が悪かった株に投資したら必ず儲かるという保証はありません。しかし、2013年と2012年の例で分かるように、前年最も低迷した株は大成長となることがあります。このように、成績が悪かった株が反発することは「短期リバーサル現象」と呼ばれ、この現象を利用したVesper U.S. Large Cap Short-Term Reversal Strategy  (UTRN)というETFも存在します。

それでは、ダウ銘柄ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの日足チャートを見てみましょう。


先ず、今年ここまでの成績はマイナス14.52%です(ダウ平均は+19.5%)。パッとしない動きが続いていますが、回復の兆しは既に見え始めています。

  • 長期トレンドを示す200日移動平均線(1)の下げはまだ続いているが、中期トレンドを示す50日移動平均線(2)は上昇が始まっている。
  • ゴールデンクロス(3)が起きて、長期的なダウントレンドは終わった可能性がある。
更に、株価は50日移動平均線に支えられていますから、ここを割らないかぎり積極的な空売りが起きることはないでしょう。もう一つの注目レベルは、65ドル付近を走るレジスタンスラインです(4)。そこを突破することは上昇基調開始シグナルになりますから極めて重要なレベルです。

こういう見方をしている人もいる筈です。


鍋底を現在形成中です。65ドルの突破は、鍋底形成完了を意味します。


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