ベテラン・トレーダーから一言:猿のようにチャートパターンを認識するな!

週末です。


今週のマーケットを振り返ると、なんと言っても、ブライアン・シャノン氏 ( AlphaTrends.net )の言葉が印象的でした。

Don't recognize chart patterns like a monkey ! (猿のようにチャートパターンを認識するな!)
実例として、シャノン氏は金のETFをあげています。下が日足チャートです。


多くのトレーダーが、売りパターンである「ヘッド・アンド・ショルダーズ」が形成されていることをツイートしていました。ネックライン割れが空売り出動のシグナルですが、Aで分かるように、ETF価格はネックラインの上に戻ってしまいました。こんな状況ですから、空売った人たちは損切りです。

シャノン氏は全体的な流れを見ることを勧めています。


同じ日足チャートをもっと長期的に見てみると、現在起きているのはアップトレンドにおける一時的な下げですから、押し目をつくっていると言い換えることができます。


ネックライン(A)を割った日に、金のETFは50日移動平均線(B)も割りましたから、これも空売りシグナルとなったことでしょう。しかし、シャノン氏は「移動平均線の傾き」の重要性を指摘しています。ETF価格は、たしかに50日移動平均線を下回りましたが、移動平均線は上昇しています。上昇は弱さを示すのではなく強さを示している訳ですから、この状況では売りより買いが有利です。

米国株式市場について、シャノン氏はこう語っています。下はS&P500指数のETFの日足チャートです。(1は50日移動平均線、2は200日移動平均線)


木曜、金曜に反発ラリーが起き、ETF価格は50日移動平均線を上回って金曜の取引を終えました。「買いシグナルだ」と解釈した人が多いと思いますが、移動平均線の傾きを見てください。中期トレンドを示す50日移動平均線は下向き、長期トレンドを示す200日移動平均線は上向きです。これが意味することは、現在のマーケットには確固としたトレンドがありません。言い換えると「やり難いマーケット環境」ですから、シャノン氏は「トレンドが確固とした個別銘柄を選ぶ」ことを勧めています。

余談になりますが、もう一度、金のETFの日足チャートを見てください。


空売った人たちはまだ諦めていません。9月30日に起きたのは「ダマシの売りシグナル」です。もしETF価格が再度ネックラインを割ると、それが新たな売りシグナルとなります。

(情報源:ブライン・シャノン氏の動画


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