明日に控えた政策金利発表とアップルの決算

史上最高値を記録したS&P500指数ですが、CNBCは、こんなことを報道しています。



間違った種類の株が、株式市場を新高値へリードしている

先ず、過去12ヶ月間のS&P500指数の成績は+13.2%です。セクター別に見てみると、過去12ヶ月間で最も好調なのは+19.0%のテクノロジー株、過去6ヶ月は+6.9%の公益株、過去3ヶ月間も公益株(+4.2%)、そして過去1ヶ月だけを見た場合はヘルスケア株(+4.3%)になります。1年間という期間で見れば、テクノロジー株が最も伸びていますが、最近好調なのはディフェンシブ銘柄になり、投資家たちのハイテク銘柄に対する警戒心が示されています。
最近起きているモメンタム株から割安株への資金の移動で、低迷していた株が動き始めている。しかしこれが意味することは、ブルマーケットを引っ張ってきたアマゾンやアルファベットなどの成長に陰りが見えてきたということだ。現に、これら2銘柄は予想以下の決算を発表している。(CNBC)
政策金利発表が明日のFOMC終了後に控え、ダウ平均は0.07%の小幅な下げで終了となりました。しかし、ダウ銘柄のアップルは2.31%という目立った下落となり、ダウ30銘柄の中で今日最大の下げとなりました。もちろん、アップルは決算発表が明日のマーケット終了後にありますから、ここで利食われるのは当然のことかもしれません。

アップルの日足チャートです。


昨日のローソク足を、ほぼ完全に包む陰線が形成されました。更に、今日の出来高は過去11取引日で最高ですから、これは単なる利食いではなく、明日の決算は予想以下になるのではないかと勘ぐってしまいます。言うまでもなく、ブルマーケットをリードしてきたアップルがここで失速してしまうことは、投資心理に悪影響となります。
アップルの決算予想:
・一株利益:2ドル84セント
・売上:630億7000万ドル
投資家たちが特に注目しているのは、クリスマス、年末の重要なホリデー・シーズンの売上予想です。

もう一つの注目事項、FOMC終了後に発表される政策金利については、こう報道されています。

  • 投資家たちは25ベーシスポイントの金利引き下げを予想している。
  • 焦点は、記者会見でのパウエル議長の発言だ。場合によっては、マーケットは波乱な動きとなる可能性がある。
  • 利下げが行われることは、ほぼ間違いないと見られているが、パウエル議長は「次回の利下げは直ぐに行わないで、しばらく様子を見たい」と語るだろう。
トランプ大統領は、こんなツイートをしています。



「競争相手のヨーロッパと日本の金利はマイナスなのだから、米国もそれに追従するべきだ」といった内容になります。これだけ態度がハッキリしている大統領に、「しばらく様子を見てから次の利下げを決定したい」などとパウエル議長が言ったら、大統領はパウエル議長を厳しく非難するツイートをすることでしょう。更に、最近はレポ市場が混乱状態ですから、パウエル議長は、かなり慎重な発言をすることになりそうです。

(情報源:The wrong kind of stocks are leading the stock market to records

The Fed is expected to cut rates, but how Powell discusses the next move could rattle markets

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