代打で満足している個人投資家たち

個人投資家たちを説得するのは大変です。


投資アドバイザーから聞いた話を書きます。
多くの個人投資家たちは、現時点で株を買うことに消極的だ。株投資に積極的になれない理由として最も多くあげられるのは、「米国株式市場は天井を現在形成している可能性が高い」というものだ。だからと言って、株を買う気が全く無いわけではない。多くの人たちは、こんなことも言う。「今は買えないが、マーケットがある程度大きく下げたら買ってみたい。」
去年の10月、ダウ平均は26951の高値を記録しました。しかし、その後マーケットは崩れ、クリスマス・イブの12月24日には21792になっていました。5159ポイントの下げ、19.14%の大幅下落です。アドバイザーの話に戻ります。
去年12月にマーケットの急落があった時、株を買いましたか、買い足しましたかと質問すると、ほぼ全員から「ノー」という返事が来た。「ベアマーケットがいよいよ始まったと思ったので買わなかった」というのが理由だ。「ある程度大きく下げたら買ってみたい」と皆口を揃えて言うが、実際にそれを実行できる人は極めて少ない。
投資アドバイザーやファイナンシャル・プランナーに相談すると、このようなことを勧められます。
貯蓄のつもりで、毎月一定の額を投資に割り当てたい。個別銘柄に投資しても良いが、幅広くバランスの良い投資ができるETFやミューチュアル・ファンドを利用したい。売買のタイミングを気にしてはいけない。ウォーレン・バフェットのような投資家で分かるように、最終的に成功するのは長期投資家だ。
もちろん、過去のデータを基にしてどんなに説得しても、「もう少し考えさせてください。もう少し時間をください」と言って人々はそう簡単に投資を始めません。何故でしょうか?「米国株式市場は天井だ」、「アメリカはリセッション入りが迫っている」と本当に思っているから投資をしないのでしょうか?話をしてくれた投資アドバイザーの意見はこうです。
色々な言い訳をして人々が株投資をしないのは、ようするに彼らはスタメンになりたくないのだ。野球を例に説明しよう。
先ず、二軍から一軍に上がるのが選手たちの目標だ。めでたく一軍に昇格できたとしても、スタメンにならなければ試合に毎日出ることはできない。選手として活躍し、大きな報酬を得ることができるのはスタメンだ。
ほとんどの投資家はスタメンにならないで、ベンチに座って代打としての出番が来ることを待っている。極端な言い方になるが、投資の世界も野球と同じだ。大きな利益を上げ、投資の楽しさを理解できるのは、マーケットに積極的に参加しているスタメンだ。
言うまでもなく、スタメンは株を毎日売買することを意味しません。自分の計画に従って、システマチックに能動的な投資をすることが大切です。話は少しそれますが、スタメンになることの楽しさを実現させてくれる投資アドバイザーは超人気でしょうね。


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