株価が大きく下げている、しかしニュースは無い、、、

お馴染みのクレジットカード2社が、月曜の取引で大きく下げています。先ず、この業界で時価総額最大のVISAの日足チャートです。


大引けまで約50分を残し、現在の下げ幅は3.02%、目立つ長い陰線(A)が形成され50日移動平均線に迫っています。出来高は、ほぼ平均量(B)ですから、皆が慌てて持ち株を投げているという状況ではありません。

下は、この業界で時価総額2位のマスターカードの日足チャートです。


これもVISAと同様に長い陰線を形成し、下げ幅は3.05%、50日移動平均線に接近しています。

何が売り材料だろうか?、と調べてみましたが、これといったニュースはありません。もちろん、業界の1位と2位が大幅下落となっているのですから、投資家たちは気になります。株の下げ原因を探るのは悪いことではありませんが、ペンション・パートナーズのチャーリー・ビレロ氏は、このようなことを述べています。
株が下げている原因を知りたいのは、あなただけではありません。しかし、私たち投資家は感情的になりやすいですから、悪いニュースを聞いたら慌てて持ち株を売ってしまいます。もちろん、発表されたニュースが良い内容なら、私たちは興奮して株を買います。
問題は、ニュースの発表後の株売買は、タイミングが極めて悪いことです。悪いニュースの後は、売りが殺到しますから、とても安い株価で持ち株を処分することになり、良いニュースの後は株価が急騰となりますから、極めて割高な株価で買うことになってしまいます。
話をマスターカードとVISAに戻します。両社ともニュースが無いので、今日の下げ原因は分かりません。しかし、もし「収益の下方修正」などというニュースが発表されていたら、投資家たちはパニックして持ち株を投げたことでしょう。

両社とも今日の出来高はほぼ通常量なので、一部の人たちは、「これは単なる利食い。押し目買いの良い機会だ」とツイートしています。もちろん、「単なる利食い」というのは憶測であり、発表されていない悪いニュースが隠れている可能性もあります。繰り返しになりますが、ビレロ氏が言うように、ニュース発表直後は感情的になった投資家が市場に殺到するため、極めて悪い株価で売買をすることになってしまいます。ビレロ氏は、こう語っています。
感情的になって持ち株の売りを決定してはいけません。持ち株を売るのは、あなたの投資計画、投資戦略に基づいて冷静に行われるべきです。たとえば、今日の下げでリスクの許容度を超えてしまった、というような具体的な理由が必要です。頭に入れておきたいことは、経済ニュースもエンターテインメントのようなものです。テレビ局は、視聴者を増やすために、人々を楽しませ興奮させるニュースを報道することを心がけています。こんなニュースを基にして、私たちは投資ポートフォリオを簡単に変更してはいけません。
(情報源:Why Are Stocks Going Down?

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