金のファンドへの資金流入額は史上最高

ゼロヘッジが、金のファンドへの資金流入額が史上最高に達したことをツイートしています。(チャート:バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ)



金のファンドへの資金流入額は、金が1900ドルだった時を上回った。--- ゼロヘッジ
下が金の月足チャートです。


ゼロヘッジが指摘しているように、金のファンドへの資金の流入は史上最高を記録しましたが、肝心な金価格の方は2011年の高値をまだ突破していません。これは何を意味するのでしょうか?このツイートに同感する人が多いことでしょう。



「まるで誰かが意図的に金価格を抑えているようだ。」--- Allbullnobear
金価格の操作については何度も報道されたことがあり、5月20日にフォーブスに掲載された記事には、このようなことが書かれています。
「金価格が意図的に低く抑えられている。金相場は操作されている」というのは陰謀論ではない。現に、バークレイズやJPモルガンの金トレーダーが有罪判決を言い渡されている。
もちろん、不正が起きるのは金市場だけではなく、株や為替、商品市場でも違法な取引が起きます。しかし、繰り返しになりますが、史上最高の資金が流入しているにもかかわらず、金は相変わらず高値を更新できないという事実を考えると、金市場における価格操作は、私たちが思っている以上にひどいのではないかと勘ぐってしまいます。

有罪判決を受けたJPモルガンのトレーダーは、「スプーフィング」という手口を使って、金価格を操作していました。
  •  スプーフィング:金融機関のトレーダーが、意図的に現在の価格から離れたところに大きな売買注文を入れて、偽りの需給状況を作り出して他のトレーダーを惑わすこと。
もう一度、ゼロヘッジがツイートしたチャートを見てみましょう。具体的な日付が無いので大雑把な見方になりますが、金への資金流入が前回最高に達したのは2012年末頃になり、その時の金価格は二番目の天井を形成していました。はたして今回はどうなるでしょうか?金は現在、天井を形成している可能性はあるでしょうか?言うまでもなく、史上最高の資金流入で分かるように、投資家は金に対して極めて強気な姿勢です。しかし、投資家たちが金へ回すことができる資金は、もうほとんど残っていないと判断するなら、ここから金を買うことはできません。

下は、金の月足チャートにMACD BBを入れたものです。(MACD BBについては、この動画を参照ください。)


1で分かるように、点はボリンジャーバンドより上にありますから、現時点では売りシグナルはまだ出ていません。2012年の9月-10月にかけて金は2番めの天井を形成しましたが、MACD BBから売りシグナルが出たのは2012年の4月です(2)。

週足チャートのMACD BBからも、売りシグナルはまだ出ていません。


円内で分かるように、点はボリンジャーバンドより上で動き、現在は買い基調です。

日足チャートからは売りシグナルが発せられています。


矢印で示した部分を見てください。点はボリンジャーバンドより下になり、売りが優勢な状態です。

長期の月足、そして中期の週足MACD BBは買い基調です。日足のMACD BBは売りシグナルですが、これは短期的な調整を示唆するものであり、押し目買いの準備をすることを勧めるシグナルであると解釈することもできます。

木曜、金曜と金が続落となったのは、「数週間以内に米中の高官が貿易協議を再開する」というニュースが流れ、金が売られる結果となりました。しかし、こんな見方も出ています。
トウモロコシは現在マイナス1.39%、大豆はマイナス0.58%だ。穀物トレーダーたちは、米中貿易協議に大した期待をしていないようだ。

(情報源:ゼロヘッジのツイート

Yes, Gold Is Being Manipulated. But To What Extent?

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