低迷が続く油田掘削銘柄に現れたダイバージェンス

水曜のマーケットが、そろそろ終了します。今日最も上げている業種は、油田とガス田を掘削する企業で構成されている、オイル&ガス・ドリリング株指数です。下が日足チャート、過去12ヶ月間の様子です。


見てのとおり、冴えない状態が続いています。50日移動平均線(A)と200日移動平均線(B)の両方が下げ、トレンドは明確なダウントレンドです。現在、52週安値付近でレンジが形成され(C)、ひょっとすると底を形成中かもしれない、と思っている人たちがいることでしょう。

下は、この業種で時価総額が最も高いヘルマリック・アンド・ペイン(HP)の日足チャートです。


株価は下げが続き冴えない状態ですが、310オシレーター(A)は既に上昇が始まってダイバージェンスが起きています。(310オシレーターについては、8月13日のブログを参照ください。)

週足チャートにもダイバージェンスを見ることができます。


矢印の方向で分かるように、株価は安値を更新しましたが、310オシレーターは株価とは反対に上昇しダイバージェンスが起きています。42ドル15セント付近に位置するレジスタンスゾーンの下限を目標にして、試しに少し買っている人たちがいることでしょう。(現在の株価は37ドル9セント)

ダイバージェンスというテクニカル的な理由で買うことは可能ですが、ファンダメンタルズの面では減少する一株利益、そして収益予想の下方修正といった悪材料があります。現に、「苦しい状況はまだ続く」と7月末にヘルマリック・アンド・ペインのCEOは語っています。

WMA, LLCのアナリストは、こんなことを指摘しています。
ヘルマリック・アンド・ペインのチャートには、降参した投資家たちの様子が表れている。収益を考慮すると、株価は決して割安ではないが、ヘルマリック・アンド・ペインには、この業界で最も強いバランスシートがあり、更に7.6%という高配当利回りもある。
最後に月足チャートを見てみましょう。


株価はサポートゾーン(1)のテスト中、そしてRSI(相対力指数)もサポートライン(2)のテスト中ですから、位置的には試し買いの起きやすい状況です。もちろん、「米国のリセッション入りは近い」と毎日のように報道されていますから、ヘルマリック・アンド・ペインだけに限らず株全体が買い難い環境です。

(参照した記事:Want Yield? Fuel Up With Energy)





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