ガッツ無し、分かっていない、ビジョン無し!:これは誰のこと?

予想されていたように、FOMCの終了後、25ベーシスポイントの追加利下げが発表されました。その直後、大統領は不満表明のツイートです。




「パウエル議長とFRBは再度間違いを犯した。ガッツ無し、分かっていない、ビジョン無し!議長はひどいコミュニケーターだ!」
大幅な追加利下げを求めていた大統領ですから、25ベーシスポイントの利下げには当然納得できません。しかし、大統領が要求していることは、米国民に本当に有益なのでしょうか?簡単に言うと、大統領の求めていることはこれです。
金利を0%に引き下げ、場合によってはマイナス金利を採用する。同時に量的緩和も積極的に行う。
それらが実行されたら、米国経済は大きく成長し、国民の暮らしは良くなるでしょうか?知人トレーダーたちは、こんなことを言います。
金利をどんどん引き下げ、そして積極的な量的緩和を行えば、大統領が期待するドル安が起きる。輸出企業には良いことだが、国民に利益は無い。ドル安はドルの価値が下がることであり、ドルで給料をもらっている国民の購買力は減る。もちろん、金利が0%になってしまえば預金をしても利子は付かない。老後のために、こつこつと貯蓄しても、退職する頃にはドルの価値が更に減っているから、快適な老後の生活など期待できない。
どう見ても、国民の暮らしは良くなりそうにありません。では、どうするべきでしょうか?知人トレーダーたちの結論はこれです。
ドルの大幅下落に備えて、資金の一部をドル以外のもの、たとえば金、銀、ビットコインに投資すること。
大統領はFRB議長を「分かっていない、ビジョンが無い」と酷評しましたが、「ビジョンが無い、分かっていない」のは大統領自身です。


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