冴えなかった今週の米国株式市場、しかし人気のピン・バーの出現

今週の米国株式市場は冴えない展開となりました。

  • ダウ:-2.60%
  • S&P500:-3.10%
  • ナスダック:-3.92%
下げの原因としてあげられているのはこの二人です。


  • 金利は予想されていたように25ベーシスポイントの引き下げとなりました。しかし、記者会見でパウエルFRB議長は、今回の利下げを「サイクル半ばにおける調整」と語り投資家をガッカリさせました。更に、パウエル議長の記者会見は歯切れが悪く、今後のFRBの姿勢を明確に示すことに失敗しました。
  • トランプ大統領は、「中国製品へ新たな関税を課す」とツイートし投資家たちを驚かせました。大統領は、「中国とはうまく行っている」というツイートを何度もしていただけに投資家は動転、株が投げられました。
下はダウ平均の日足チャートです。


注目は金曜に形成されたローソク足です。下ヒゲの目立つ「カラカサ」が形成されています。米国のトレーダーは「カラカサ」を「ピン・バー」と呼び、最も人気のあるローソク足の一つです。

なぜピン・バー(Pin Bar)という名前が付いたかを説明します。


長いヒゲがピノキオの鼻のように見えるので、以前はピノキオ・バー(Pinocchio Bar)と呼ばれていました。しかし、時が経つにつれてそう言う人たちが減り、ピノキオ(Pinocchio)の最初の3文字(Pin)だけとってピン・バーと呼ばれるようになりました。

ピン・バーには二種類あります。

強気ピン・バー(カラカサ):



弱気ピン・バー(トンカチ):


ダウの日足チャートに今回現れたのは強気なピン・バー、買いシグナルと解釈されるローソク足です。位置的にも、今回のピン・バーは興味深い場所に形成されています。もう一度、ダウの日足チャートを見てみましょう。


1は50日移動平均線、2は6月3日の安値から7月16日の高値で計算した、38.2%の値戻しレベル(リトレースメント・レベル)です。金曜の取引では、ダウは両方を割りましたが、反発ラリーを展開して、それらの上で大引けとなりました。もう一つはストキャスティクスです(3)。現在の数値は15.30という「売られ過ぎ」と解釈されるレベルですから、買いの準備をしている人たちが多いことでしょう。

S&P500とナスダックも見てみましょう。

S&P500(日足):



ナスダック(日足):


両方ともストキャスティクスは売られ過ぎを示し、50日移動平均線付近がサポートになった可能性がありますから、そろそろ反発が起きてもおかしくない状況です。


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