弱気な投資家、しかし騰落株線はブレイクアウト

AAIIから、個人投資家たちの今週のセンチメント調査結果が発表されました。


 「向こう6ヶ月間を考慮した場合、あなたは米国株式市場に強気ですか、弱気ですか、それとも中立ですか?」という質問に対する回答結果がパーセンテージで示されています。最も多いのは弱気回答です(42.2%)。前回の調査から2.5パーセントポイント上昇しています。中立は31.7%、強気は前回から0.5パーセントポイント減って26.1%です。AAIIは今朝のツイートで、強気回答が極めて少ないこと、そして弱気回答が目立って多いことを指摘しています。

CNNに掲載されている「恐怖&欲 指数」も似た様子を示しています。


現在の数値は恐怖を表す27です。1週間前の極めて強い恐怖を示す25からやや回復していますが、投資家たちの株に対する冷ややかな態度が続いています。

投資家たちが株を避けている理由として米中の貿易戦争、そして米国の景気後退懸念などが報道されていますが、こんな記事もあります。


「大衆が景気後退と叫んでいるときは、テクニシャンは上げ相場の準備をするべきだ」というタイトルです。記事を書いたのは、株のテクニカル・アナリストとして有名なマーチン・プリング氏です。メンバー専用の記事なので私は読むことができませんが、皆とは反対を行く逆張りが勧められている記事だと思われます。

下は、ダウ平均の日足チャートです。


矢印の部分で分かるように、ゾーン上限のテストが始まっています。言うまでもなく、上放れは買いシグナルになりますから、空売っていた人たちは急いで売りポジションを買い戻すことになります。

今回も上限を突破することができず、ダウの下落が再び始まったとしても、それが投資家たちをパニックさせることはないと思います。AAIIの意見調査結果、そして恐怖&欲指数が示しているように、投資心理は既に冷え込んだ状態ですから、投資家たちをパニックさせるためには、去年のクリスマスの安値を割るような大幅な下げが必要だと思われます。

個人投資家たちは意気消沈ですが、ニューヨーク証券取引所の騰落株線は悪い状態ではありません。


レジスタンスラインを突破して、値上がり銘柄数の上昇に勢いがついています。騰落株線を見るかぎり、ここで極めて弱気になることは避けた方が良さそうです。

(情報源:AAIIの意見調査

恐怖&欲指数

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