少し違ったダイバージェンスの話

今年ここまでのダウ平均は10.57%の上昇ですが、今月は3.96%の下落です。下が、最近3ヶ月間の様子です(日足チャート)。


先ず、矢印で示したところが8月1日になります。その後は横ばい状態ですが、ゾーンの上限から下限までは1100ポイントもありますから、正に荒れたマーケットが続いています。
こんな中で安定しているダウ銘柄は、コカコーラとマクドナルドです。


上からダウ平均、コカコーラ、マクドナルドの順番になります(日足)。今月のコカコーラは+3.02%、そしてマクドナルドは+2.61%になり、両銘柄ともダウ平均のマイナス3.96%を大きく上回っています。言い換えると、両銘柄は冴えないマーケットにも関わらず上昇し、資金の避難場所になっています。

買い候補銘柄を選ぶ方法の一つに、マーケット全体との比較があります。上記のコカコーラとマクドナルドが好例になり、考え方はダイバージェンスに似ています。先ず、RSI(相対力指数)を使ってダイバージェンスの復習です。


上は、ダウ平均の日足チャートです。1の部分を見てください。ダウ平均は下降しています。しかし、2の部分で分かるように、同期間のRSIはダウのように安値を更新することなく、買いシグナルと判断できるダイバージェンスが起きています。

次に、RSIとコカコーラを入れ替えてみましょう。


上半分がダウ平均、下半分がコカコーラです(日足)。注目は1と2の矢印で示した部分です。マーケット(ダウ平均)は下降ですが、同期間のコカコーラは上昇し、正にダイバージェンスと言える買いシグナルが出ています。

この考え方は短期チャート、たとえば15分足チャートにも当てはめることができます。


上半分はダウ平均、下半分はダウ銘柄のウォルマートです。矢印の方向で分かるように、金曜のダウは弱い展開でしたが、それとは反対にウォルマートは上昇しダイバージェンスが起きています。圧倒的に売りが優勢な金曜のマーケットでしたが、このダイバージェンスを見ることで、一部の投資家は資金をウォルマートへ避難させていたことが分かります。

「よし、この株を買おう!」と買い出動する前に、マーケット全体の動きと買い候補銘柄の動きを比較してみることをお勧めします。

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