崩れる株式市場、崩れる投資心理

長短金利が逆転となり、米国株式市場が本格的な下げに入るのは時間の問題だ。-- スティーブン・サットマイヤー(バンク・オブ・アメリカ)


上から3ヶ月、2年、5年、10年、そして30年米国債の利回りです。見てのとおり、一番利回りが高いのは、期間が最も短い3ヶ月国債の1.982%です。最も期間の長い30年国債の利回りは2%を割り、史上最低の1.973%に落ち込みました。

特に話題になっているのは、2年国債の利回りと(1.557%)、10年国債の利回り(1.55%)の逆転です。

  • 1978年以来、2年国債と10年国債の利回り逆転は5回あり、それら5回の後にはリセッション(景気後退)が起きている。(CNBC)
  • 歴史的に見た場合、長短金利逆転が起きてから6ヶ月後、遅い場合は18ヶ月後に景気後退が始まる。これが意味することは、アナリストたちは中長期の米国株式市場に対する見方が悲観的になるということだ。--- トム・エセイ(セブンズ・レポート)
イエレン前FRB議長は、「今回の長短金利逆転は景気後退のシグナルにならない」という意見を述べましたが、過去5回中5回が景気後退となったという事実がありますから、投資家たちは株を売りました。

下はダウ平均の日足チャートです。


昨日のブログで説明したように、310オシレーターは売りが優勢であることを示しています(1)。更に、今日の800ポイント(3%)の大幅下落でダウは200日移動平均線を割ってしまいました(2)。「200日移動平均線割れ=ダウントレンド入り」と単純に判断する人も少なくないですから、ダウがこの移動平均線の上に直ぐに戻らないと、投資心理はいっそう冷え込んでしまいます。

短期的に見た場合は、マーケットは売られ過ぎな状態です。


上のチャートは、4週高値銘柄数と4週安値銘柄数を比較したものです。現在の数値は2.31%を示し、4週安値銘柄数が圧倒的に多い状態です。10%未満の数値は短期的に売られ過ぎと解釈されていますから、空売りを一部買い戻して利益を確定する動きが起きる可能性があります。

下は恐怖&欲指数です。

数値は昨日の27から21に下がり、投資家は大きな恐怖を感じている状態です。12月のマーケット急落の時は、恐怖&欲指数は一桁台まで下げました。今回もそこまで下げるかどうかは分かりませんが、投資家たちは、そろそろ総悲観、降参状態になると思われます。




コメント

匿名 さんのコメント…
こんにちは
お聞きしたいのですが、逆イールドカーブが発生しているのでしょうか。。。?
T.Kamada さんの投稿…
匿名 さん

ご指摘のように逆イールドカーブです。
匿名 さんのコメント…
こんにちは。
記事中の4週新高値安値レシオのグラフはどこかで参照できますか?
もし可能ならご教示いただけないでしょうか。
よろしくお願いします。
T.Kamada さんの投稿…
匿名 さん
4週高値と安値は使っている証券会社からのものです。
これと似た指標があるので、これに関して次のブログで
紹介したいと思います。
匿名 さんのコメント…
高値安値レシオのサイト紹介と解説ありがとうございます。
取引の目安にして役立てていきたいと思います。