米国株式市場の新高値はウソ?フェイク?

米国株式市場のバロメーターとして知られるS&P500指数は、史上最高値で水曜の取引を終えました。下は、S&P500指数に連動するETF、SPDR S&P 500 (SPY)の日足チャートです。


半日マーケットだったので出来高(A)は少ないですが、S&P500のETFは0.8%の上昇、新高値を記録です(B)。今年ここまでを振り返ると、S&P500は19.5%の上昇になり、S&P500銘柄で最も好調なのはゼロックス(+84.6%)、最も不調なのは百貨店ノードストローム(-32.9%)です。(チャートはトレーディングビューです。株だけでなく、為替や仮想通貨市場も無料で見ることができます。)

S&P500指数は確かに高値を更新していますが、マイケル・クリーガー氏は水曜のブログで、この高値更新はウソ(フェイク)である可能性を指摘しています。クリーガー氏は、S&P500のETFと金のETFを比較しています。


上がS&P500のETFと金のETFを比較したチャート(週足)です。言い換えると、上のチャートには、S&P500のETFを1株買うには何株の金のETFが必要かが示されています。

見ての通り、ピークとなったのは2018年の9月(1)です。S&P500指数は確かに史上最高で水曜の取引を終えていますが、現在の位置は(2)今年4月の高値をも下回っています。「金価格が最近上昇しているのだから当たり前だ」と言う人もいると思いますが、上のチャートは何を意味しているのでしょうか?クリーガー氏は、こう書いています。
こう結論するのはまだ早すぎるかもしれない。しかし、このチャートが示していることは、米国の経済サイクルが変わったということだ。米国経済は2018年9月が天井となり下降が始まった。S&P500指数は確かに水曜に新高値を記録したが、これは間違ったシグナルである可能性がある。
更にクリーガー氏は、マクロ経済データを無視して上昇が続く株式市場、急ピッチに下降が進む国債の利回り、そして最近のビットコイン価格の急上昇も株式市場への警報シグナルであると記しています。

(情報源:マイケル・クリーガー氏のブログ

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