相変わらず弱気な投資家:米国株式市場には更なる大幅上昇がやって来る?

米国株式市場は史上最高のレベルにありますが、投資心理を見ると、全くそんな雰囲気ではありません。下は、CNNに掲載されている恐怖&欲指数(Fear & Greed Index)です。


現在の数値は44、Fearという表記で分かるように、投資家たちは恐怖を感じている状態です。マーケットは高値を更新して好調な状態なのに、投資家たちは現状を喜ぶことができません。

下は投資心理のサイクルです。

好調なマーケットが展開されているのですから、現在の心理は4番めの「陶酔」であるべきです。しかし、今日の投資家たちの心理は陶酔からはほど遠い状態です。

Bespokeインベストメントの土曜のブログに、こんなチャートが掲載されています。



過去一年間で、株のミューチュアル・ファンドから流出した資金は、史上最高の3238億4000万ドルに達しています。株が好調なのに、投資家たちは株を売っている、というヘンな状態です。

AAIIから投資家たちのセンチメントが毎週発表されますが、アンドリア・クレーマー氏(シェイファーズ・インベストメント・リサーチ)は、7月15日のコラムで、このようなことを指摘しています。


Aの黒い線はS&P500指数、Bの薄い色の線はAAIIから発表された「弱気回答」と「中立回答」を足したもの、Cの赤い線はBの10週移動平均線です。クレーマー氏は、「弱気回答」と「中立回答」を足したものを「AAII落胆センチメント」と呼んでいます。

注目したいのは赤い線(C)、AAII落胆センチメントの10週移動平均線です。現在の数値は70%に達し、クレーマー氏はこう書いています。
1987年以来、AAII落胆センチメントの10週移動平均が70%に達した後の米国株式市場の成績は平均以上だ。たとえば、1ヶ月後のS&P500指数は平均で1.9%の上昇(通常の2倍以上)、そして3ヶ月後の上昇率も通常の2倍を超える+5.3%だ。
マーケットは高値圏にあり警戒心が高まっている状態ですが、統計的には、ここからの更なる上昇に期待することができます。最大の注意事項として、クレーマー氏は月末に控えるFOMC(連邦公開市場委員会)を指摘しています。投資家たちは、50ベーシスポイントの利下げを見込んでいますから、25ベーシスポイントの利下げなら失望売りが殺到となる可能性があります。


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