輸送株のブレイクアウトはダマシだった!?:グランビルの法則の話

ダウ輸送株平均の日足チャートです。


昨日の取引で(A)、レジスタンスラインを突破するブレイクアウトが起きましたが、今日は早速その下へ戻っています。原因となったのは、弱い決算を発表したCSX(大手鉄道)です。下がCSXの日足チャートです。(大引け1時間15分前時点)


大きな窓を開けて寄付き、現在の下げ幅は9.88%、200日移動平均線を割っています。CSXの第2四半期の決算はアナリストの予想を下回っただけでなく、CSXは2019年度の収益予想の下方修正も発表しました。

この冴えない決算発表を受けて、鉄道株は、ほぼ全面安となっています。


ダウ輸送株平均を、もう一度見てみましょう。


入れた移動平均線は200日移動平均線です。矢印で分かるように、移動平均線は上昇から下降に転じています。1、2、3の部分では、輸送株平均が200日移動平均線を上回っていますが、最終的には、またその下へ戻っています。このように、200日移動平均線が下降している状況では、たとえ株価が200日移動平均線を上放れたとしても、またその下へ戻ってしまう傾向があります。現在の位置(4)は、200日移動平均線より上ですが、またその下へ戻ってしまう可能性があります。

ここまで読まれて、「これはグランビルの法則だ」と気がつかれた人たちがいることでしょう。グランビルの法則には、4つの買いシグナルと4つの売りシグナルがあります。

(チャートは日刊ゴールデンクロスから)

買いシグナル:



売りシグナル:


ダウ輸送株平均の場合は2番めの売りシグナルです。200日移動平均線が下降を続けている時に、株価がこの移動平均線より上に来た場合は戻り売りのチャンスとなります。(グランビルの法則の詳細は、ここからアクセスしてください。)

もう一つ同様な例をあげましょう。


WTI原油の日足チャートです。見てのとおり、200日移動平均線は下向きです。一時的に、ETF価格はこの移動平均線を上回りましたが、結局その下へ戻っています。


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