始まった日足対週足の戦い

米国株式市場は続伸となり、この二日間で、S&P500指数のETFは3.06%の上昇となりました。下が日足チャートです。


先ず現在の位置ですが、反発ラリーの展開で、ETF価格は下降する20日移動平均線まで戻りました。この移動平均線の上には、レジスタンスになる可能性がある50%と61.8%の値戻しレベル(5月1日の高値から6月3日の安値で計算)が控えています。

出来高を見てください。ETF価格は確かに上昇しましたが、出来高は増えるのではなく減っています。積極的な買いと言うより、空売っていた人の買い戻しが中心となるショートカバー・ラリーといった様相です。

3/10オシレーターを入れてみましょう。(3/10オシレーターの説明は、この動画を参照ください。)


シグナルライン(1)はゼロラインより下にあり、このETFは基本的に売り基調であることが示されています。MACDライン(2)は上昇が始まり、ゼロラインを越えると、空売り出動用意のシグナルが点滅となります。

問題は週足チャートです。


見てのとおり、週足チャートから出ているシグナルは売りではなく買いです。先ず、12月の安値から4月の高値で測定した38.2%の値戻しレベル(A)がサポートになって、ETFは反発が始まっています。

3/10オシレーターからは買い準備のシグナルが出ています。シグナルライン(B)はゼロラインより上ですから、このETFは買い基調にあります。MACDライン(C)はゼロラインを割って、買い出動が迫っていることが示されています。

昨日、今日の続伸を見て上昇波動再開と判断した人たちは既に買っていますが、注目は直ぐ上に迫っている先週の高値(D)です。先週の高値がレジスタンスになる可能性がありますが、そこを突破なら買いシグナルが発せられます。

週足が勝つでしょうか、それとも日足が勝つでしょうか?キーレベルは3つです。

  • 日足に引いた50%と61.8%の値戻しレベル
  • 先週の高値
これら3つのレベルを簡単に越えてしまうようなら売り手は降参となり、急ピッチに空売りの買い戻しが進むことでしょう。ここからが売り手の正念場です。

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