現時点で株に強気になるのは遅すぎる!?

いよいよ7月、2019年後半のマーケットが始まります。多くの米国のトレーダーにとって、今週のマーケットは水曜でお終いになり、木曜(4日、独立記念日)から休暇に入ります。


更に、独立記念日の前日、水曜(3日)のマーケットは半日だけですから、水曜のマーケットを見ない人も多いことでしょう。しかし、独立記念日の翌日には重要な経済指標の発表があり、ニューヨーク株式市場も通常通りに取引が行われます。


5日(金)のマーケット開始前には米6月分の雇用統計が発表されます。(記されている時間は日本時間、左の数値は前回の結果、右は予想される数値です。)雇用統計の発表は、トレーダーや投資家にとって重要なイベントですから、旅行先から様子を見る人たちも当然いることでしょう。
もし今回の結果も前回のように弱い数値なら、7月末のFOMCで利下げが決定されるだけでなく、民主党から大統領選挙に立候補している議員たちは、「トランプの経済政策は失敗した」と叫ぶことだろう。(マーケットウォッチ)
2011年以来、米国は毎月平均で約15万人の非農業部門雇用者が増えていることを指摘して、リチャード・ムーディー氏(リージョンズ・ファイナンシャル)は、こう語っています。
重要なのはトレンドだ。米国の雇用がストップしてしまったなどということは考えにくい。
ここで、ひとつ気になるニュースのヘッドラインとチャートを見てみたいと思います。


6月20日のブルームバーグです。「強気になるのは遅すぎる」と記されています。米国株式市場は、史上最高の高値圏で推移していることを考えると、現時点で強気になるのは遅いと思っている人は少なくないことでしょう。現に、こんなチャートがあります。(チャートはMacro Chartsから)


Aの部分を見てください。S&P500指数は史上最高のレベルにあるにもかかわらず、株式市場からの資金流出が史上最高に達しています。Macro Chartsが指摘していることですが、現在の様子は2016年(B)と2012年(C)に似ています。両年とも、株式市場からの資金流出はS&P500指数が新高値を記録するまで続き、その後のS&P500指数は大幅上昇となっています。もし現在の投資家たちの株の売りが正しいのであれば、今回の投資家たちは、天井で株を上手く売り逃げていることになります。言うまでもなく、問題はこれです。相場の神様は、皆の期待に応えて大きな下げ相場を演出してくれるでしょうか?




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