借金に苦しむ米国世帯に朗報!?

「やはりそうか、予想通りだった」というのがトレーダーたちの感想です。


長期金利の大幅下落で、住宅ローンの借り換え申し込みが殺到していることを伝えるヘッドラインです。
  • 米抵当銀行協会によると、住宅ローン金利が約2年ぶりの低率に下落し、この1週間で住宅ローンの申し込み者数が26.8%の大幅上昇となった。(30年ローンの全米平均金利は3.99%)
  • 前年同時期と比べた場合は、申込者数は41%の上昇。
  • 住宅ローンの借り換え申し込み数は前週を47%上回り、一年前の数値を97%も上回った。
このニュースを読んでふと思ったことは、ローンの借り換えを申し込んだ人たちの何%がキャッシュアウト・リファイナンスをしたかということです。(キャッシュアウト・リファイナンス:住宅ローン残高よりも高い金額の融資を受けて、差額の現金を手に入れるローンの借り換え方法。)

昨日のブログに書いたことですが、米国の世帯が現在抱える借金は史上最高のレベルに達しています。低い金利でキャッシュアウト・リファイナンスをすれば、得た現金でクレジットカードの全残高を支払うことが可能になるだけでなく、新車の購入などにも使うことができます。予想されているように、年内に金利の引き下げが2度実施となれば、結果として住宅ローン金利も更に下がりますから、キャッシュアウト・リファイナンスがいっそう進む可能性があります。

キャッシュアウト・リファイナンスもローンですから借金にかわりはありません。しかし、手元に現金が入る訳ですから、個人消費が伸びる一因にもなります。上記したように、得た金で新しい車を買う人もいることでしょう。キッチンの改装、旅行などに得た金を使う人もいることでしょう。

一部の投資家は、リーマンショックの前にキャッシュアウト・リファイナンスが活発に行われていたことを思い出していることでしょう。繰り返しますが、何%の人たちがキャッシュアウト・リファイナンスをしたかは分かりません。しかし、リーマンショック以前のように住宅がATM化して、個人消費の伸びに勢いがつく可能性があります。

リーマンショックような惨事を再び引き起こす原因となるかは分かりませんが、キャッシュアウト・リファイナンスは、借金に苦しむ米国世帯には魅力です。



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