投資心理に水を差したゴールドマン・サックス?

月曜のマーケットが終了しました。ダウ平均は0.29%の上昇ですが、下の日足チャートで分かるように、今日のローソク足は上ヒゲの目立つ弱い形です。


しかし、下には3本の移動平均線が控えているため、「それらがサポートになるから大きく下げることはない」という楽観論が出ていることも事実です。

冴えない金曜の雇用統計を受けて、金利引き下げ期待が大きく高まりましたが、ゴールドマン・サックスのアナリスト(Jan Hatzius氏)の、こんな見方が報道されました。
パウエルFRB議長は先週、「米経済の動向を注視し、景気拡大を持続させるために我々は適切な行動をとる」と述べた。これは金利引き下げを示唆する言葉ではなく、連銀は貿易戦争の経済リスクを十分に承知しているという意味だ。金利は据え置きとなり、年内に引き下げとなることは無いだろう。
Jan Hatzius氏の意見が報道されたのはお昼少し前になり、下がダウ平均の5分足チャートです。


円で囲いましたが、マーケットはお昼に天井となって下げが始まっています。「失速はゴールドマン・サックスの責任だ!」と怒っている人もいることでしょう。

もちろん、ゴールドマン・サックスの発言が発端となって起きた午後の失速を喜ぶ買い手もいます。下は、S&P500指数の日足チャートです。


午後の失速で、S&P500はレジスタンスライン突破に失敗となりました(A)。ここから数日間の下げとなれば、それは押し目買いのチャンスになるだけでなく、強気な逆三尊が形成される可能性があります。

ゴールドマン・サックスの言葉をさほど気にする必要はありません。2018年12月、ゴールドマン・サックスは「2019年の利上げは3回」という見方でした。そんな意見から「金利は年内ずっと据え置かれる」に変わったのですから大きな変貌です。



(参照した記事:Goldman Sachs says the Fed won’t cut rates this year

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