原油は下向きのAB=CDではなく上向きのAB=CD??

原油のETFは、今月の安値から16%の上昇です。下が日足チャートです。


上放れはできませんでしたが、今日の取引では200日移動平均線(1)に接触し、多くの投資家たちが注目しているレベルにETF価格が達しています。

石油精製、石油販売会社の株も回復しています。一例はバレロ・エナジーです。


今日の取引では4%を超える大幅上昇となり、下降する200日移動平均線(1)に迫っています。6月6日(2)にゴールドマン・サックスから買い推奨が出て以来、株価は16%の上昇です。

週足チャートを見ると分かりますが、6月6日の買い推奨は位置的に興味深いです。


赤い矢印で示したローソク足が、買い推奨が出た週に形成されたローソク足です。この陽線を見たら、多くの人たちが「二番底の可能性がある」と判断したことでしょう。もちろん、Aの高値がレジスタンスになってしまう可能性もありますが、今のところ株価は、買い推奨を出したアナリストの思惑通りに動いています。

下は、バレロ・エナジーが属する、石油精製、石油販売をする企業で構成されているオイル&ガス・リファイニング&マーケティング株指数の週足チャートです。


バレロ・エナジーとほぼ同じ形、二番底を形成しているように見えます。この業界の大手であるバレロ・エナジーを推奨することで、ゴールドマン・サックスはこの業界全体を上向きにすることに成功した可能性もあります。

原油のETFに話を戻します。下は週足チャートです。


1と2の下げを見たトレーダーたちは、AB=CDが形成されている、と判断しました。もしこのパターンが実現した場合は、Dの目標値は約7ドルです(現在12ドル29セント)。しかし、不安なイラン情勢を受けて原油価格の上昇が始まり、多くのトレーダーたちは見方をこう変えています。


見方は一転して、上向きのAB=CDを予想する人たちが増えています。目標値のDは15ドル25セント付近です。

トレーダーたちのセンチメントは、強気に大きく傾いています。


上は、トレーダーたちの集まるサイト、StockTwitsから取ったものです。95%が原油のETFに強気という圧倒的に強気意見が多い状態です。言い換えると、ほとんどのトレーダーは、イランで戦争が起きるのではないかということが気になり、空売りが怖くて出来ない状態です。



(情報源:StockTwits

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