興味深いレベルに達したトウモロコシのETF

2018年6月以来、トウモロコシのETFは200日移動平均より下での動きが続いていましたが、先週金曜にETF価格はこの移動平均線の上に戻りました。


当然疑問になることは、何が買い材料となったのでしょうか?
下はゼロヘッジに掲載されていたチャートです。


米農務省のデータによると、5月19日時点でトウモロコシが作付けされた面積は、たったの49%です。言い換えると、トウモロコシ用の畑の半分は、トウモロコシがまだ植えられていない状態です。

作付けが遅れている理由は悪天候です。
4月からの大量の雨で、コーンベルトでは作付けがなかなか進まない。一部の地域では洪水の被害も出ている。
この大雨で、農場主には二つの選択肢があります。
  • トウモロコシの作付けを6月に遅らせる。
  • トウモロコシの代わりに大豆を作付けする。
問題は、農場主にとって、選択肢は両方とも魅力的でないことです。6月にトウモロコシを植えるのはあまりにも遅すぎ、収穫期までにトウモロコシが十分に育たない可能性が高くなります。長期化が予想される中国との貿易摩擦を考えると、トウモロコシから大豆に変更しても、中国は大した量の大豆を米国から買うことはないでしょう。

農場主がどのような決定をするかは分かりませんが、トウモロコシのETF価格は、とても興味深いレベルに達しています。


横に伸びている棒線は価格帯別出来高です。二本の点線を入れましたが、トウモロコシのETF価格は、価格帯別出来高が最も多いレベルに達しています。価格帯別出来高の最も多いところはレジスタンスになる傾向がありますから、ETF価格はそろそろ頭打ちになる可能性があります。

VWAP(出来高加重平均)にも注目です。


高値となった2018年5月から引いたVWAPです(週足チャート)。見ての通り、VWAPはレジスタンスとなる傾向がありますから、積極的な売り手がそろそろ現れる可能性もあります。


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