債券市場は株式市場より賢い?

恐怖&欲 指数が大幅下落です。(データ:CNN)

昨日の中立を示す55から数値は恐怖を示す39に急落し、投資心理が一気に冷え込みました。

火曜の米国株式市場は厳しい下げとなった。「関税を引き上げる」というトランプ大統領のツイートは単なる脅し、交渉術の一つだと投資家たちは思っていた。しかし、発表された政府関係者の言葉はトランプ大統領のツイートと一致し、投資家たちを失望させた。(CNBC)
債券王として知られる、ジェフリー・ガンドラック氏の言葉も株が売られる原因の一つとなりました。
米国と中国の貿易問題は更に緊張が高まることだろう。関税が25%に引き上げとなる確率は50%以上あると思われる。
ガンドラック氏は、「米国株式市場はベアマーケットだ」とも語り、売り手たちを元気付ける結果となりました。下は、ダウ平均のETFの日足チャートです。


3つのことを指摘します。

  • ETF価格は50日移動平均線を割って終了です(1)。「50日移動平均線より下は空売りの領域である」という考え方をするトレーダーが多数存在します。
  • 50日移動平均線割れに伴った出来高は通常量を60%も上回っています(2)。買い手にとって、大きな出来高を伴う下放れは明らかな心配材料です。
  • オン・バランス・ボリュームは12月の底から引いたトレンドラインを割り、売り圧力の増大が示されています(3)。
「債券市場は株式市場より賢い」という言葉があります。株と債券を比較すると分かることですが、株は私たちに身近な存在ですが、債券市場を話題にする人は滅多にいません。人気株を追って人々は感情的な衝動買いをしますが、債券に投資をする人は落ち着いています。


上半分は米10年国債の利回り指数、下半分はダウ平均です。見てのとおり、対照的な動きです。利回り指数は2018年の10月がピークとなって下降が続いています。米国の経済が本当に強いのなら、このように利回りの下落が続くことはありません。極端な言い方をすれば、国債市場は、米国がリセッションに陥る可能性があることを示唆しています。こんな対照的な両者の動きを見たら、株の投資家たちは更に不安になることでしょう。






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