トレードに移動平均線を使うべきではない!?

デイトレーダーから長期投資家まで、多くの人たちがチャートを使っています。データが手元に無いので、ハッキリした数字は分かりませんが、最も人気のある指標は移動平均線ではないでしょうか?ファンダメンタルズを重要視する株アナリストのオフィスに行ったことがありますが、彼らのチャートにも移動平均線が入っていました。


トレンドを把握するため、売買タイミングを計るため、そしてレジスタンスやサポートの位置を確認するために移動平均線は利用されていますが、「移動平均線を使うべきではない」という意見を今日は聞いてみたいと思います。
  • 移動平均線が示しているのは過去の動き、過去のトレンドだ。これをどんなに分析しても来季の売上、6ヶ月後の利益を予想することはできない。もちろん、新しい競争相手の台頭を予測することもできない。
  • 全体的に見た場合、移動平均線は上昇しているからトレンドはアップトレンドだ、と多くの人たちは結論する。しかし、そのような見方では今現在起きているトレンドの変化に気がつかない。だからといって、動きの激しい短期移動平均線に注意を払いすぎると、単なる雑音をトレンドの変化だと勘違いしてしまう。
  • 移動平均線には多数の種類があり、それぞれの計算方法は異なる。ある移動平均線は全ての株価を同等に扱い、ある移動平均線は最近の株価を重要視する。同じチャートを見ていても、どの移動平均線を使うかで、場合によっては全く違った結論が出てしまう。
株だけでなく、為替や先物をトレードしているサム・サイデン氏は、こんなことを述べています。
移動平均線だけにかぎらず、多くのトレーダーはMACDやストキャスティクスなどの指標を株の本から学ぶ。それらの指標はごく一般的なものであり、株価を基盤に算出されたものだ。言い換えると、最初に動くのは株価であり、移動平均線やMACDは株価に遅れて動く。そんな指標から出た売買シグナルに頼っていたのでは、いつもタイミングのずれたトレードをすることになり、良いトレード成績をあげることは無理だ。よく考えてほしい。もしあなたが、株価が移動平均線を突破したら買ってやろうと計画しているなら、それは平均以上の割高な価格で買うことを意味する。
たしかにその通りです。先に動くのは株価であり移動平均線ではありません。しかし、相場の雰囲気や投資心理を把握するために移動平均線は役立ちますから、私個人的には、チャートから移動平均線を消すことはできません。



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