アマゾンからの選択肢:首それとも起業?

「1万ドル(約109万6000円)を支払うからビジネスを始めてみないか」、と経営者から言われたら、あなたならどうしますか?「絶好の独立、起業チャンスだ!」、とその話に飛びつきますか?

そんな話が出ているのはアマゾンです。

ロイターの報道によると、倉庫のオートメーション化を更に進めるため、アマゾンは新型のロボットを設置します。このロボットは、1時間で600箱を超える梱包作業をすることができ、200箱以下の人間のスピードを大きく上回ります。これが意味することは従業員削減であり、55の倉庫で働く1300人以上が職を失うことになります。

もう一つ、このニュースも関連があります。
Amazonは米国時間4月25日、米国の「Amazonプライム」会員向けに提供している2日以内の無料配送プログラムを、翌日無料配送プログラムに変更することを明らかにした。(c/net)
新ロボットの登場で従業員が職を失います。その一方、翌日無料配送プログラムを実施したことで、アマゾンは配達用員を強化する必要が生まれました。ということで、アマゾンが従業員に持ちかけた話というのは、1万ドルを支給するから配達用員として起業しないかという勧誘です。

  • 配達業の起業コストとして、アマゾンは最高で1万ドルまでの資金を支給する。
  • 更に、3ヶ月分に相当する給料も払い、起業がスムーズに行くことを助ける。
  • 起業者は、アマゾンのスマイル・マークの付いたバンをリースすることができ、その他にも低価格でガソリンや保険を買うことができる。
  • 起業家は、配達用の車を40台に増やせば、年間利益30万ドルの達成が可能。
あなたなら首になることを選びますか、それとも起業に賭けてみますか?

マイケル・シェドロック氏(投資アドバイザー)は、こんなことを指摘しています。
この話がどう進むかは明白だ。アマゾンは、UPSやFedXのような宅配業者と直接戦うことになる。
商品を配達する方法として、アマゾンはUPS、FedX、米国郵政公社、そして他の宅配会社を使っています。アマゾンを辞して、宅配パートナーとして起業する人が増えれば、アマゾンは宅配コストを下げることができます。更に、ロボットやドローンを使った配送も本格的に始まることでしょうから、アマゾンはUPSやFedXを完全に必要としなくなる日が遅かれ早かれやって来ることでしょう。UPSには労働組合という大きな問題がありますから、「UPSの将来は極めて厳しい」とシェドロック氏は結論しています。







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