ウーバー、惨めな上場初日

「思ったとおりの冴えない展開となった」、というのがトレーダーたちの感想です。
ウーバー株式上場、IPO価格下回る-私募調達時より低い企業価値:配車サービス最大手の米ウーバー・テクノロジーズは10日にニューヨーク証券取引所に上場し、初値は42ドルと、新規株式公開(IPO)価格の45ドルを下回った。時価総額は前回私募方式で資金を調達した際の評価額を下回った。(ブルームバーグ)

ウーバーが大して期待されていなかった理由は、同業者リフトの低迷です。下がリフトの日足チャートです。


ナスダックに上場されたのは3月29日(1)、初値はIPO価格(72ドル)を21%上回る87ドル24セントでした。好調なスタートでしたが買いが続かず、現在の株価はIPO価格を割る51ドル9セントです。赤い線(2)はVWAP(出来高加重平均)です。上場されて以来、株価はVWAPより下で推移し、上場以来買った人たちの損益合計はマイナスであることが示されています。

投資家たちは、このような惨めなリフトの動きを見ていますから、ウーバーには大した期待をしていませんでした。下が、ウーバーの初日の取引の様子です(2分足チャート)。


報道されているように、初値(A)はIPO価格を下回る42ドルでした。言い換えると、リフトより悪いスタートを切りました。反発の場面もありましたが、株価はIPO価格を上回ることは出来ず、午後3時過ぎにはVWAP割れとなりました(B)。終値は初値を下回る41ドル57セントですから、正に惨憺たる初日です。

ここで思い出すのは、この言葉です。
IPOの3文字は、It's Probably Overpriced.(それは、おそらく割高だ)から取ったものだ。-- チャック・ジャフェ


(参照した記事:ウーバー株式上場、IPO価格下回る-私募調達時より低い企業価値

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