ますます苦しくなった米国のスーパーマーケット

今週の米国株式市場で最も上昇したトップ3指数です。(S&P500指数:マイナス2.16%)
  • 銀株指数:+3.73%
  • タバコ株指数:+3.00%
  • 金株指数:+2.48%
下げで目立ったのは、9.42%の大幅下落となったスーパーマーケット株指数です。この業界の大手クローガーの日足チャートを見てみましょう。



木曜(矢印)の取引では10%の厳しい下げ、そして金曜は更に4.45%の下げとなり、惨憺たる 1週間となりました。大幅下落となった原因は予想を下回る決算発表です。一株利益、そして売上の両方が予想されていた数値を下回り、投資家たちをガッカリさせました。

なぜクローガーの決算は冴えない内容になってしまったのでしょうか?
発表された数々の決算を見て言えることは、アマゾンがスーパーマーケット業界に大きな影響を与えている。eコマース(電子商取引)を取り入れている業者は善戦しているが、eコマースを取り入れていない業者は苦戦している。(TheStreet)
アマゾンがホールフーズ を134億ドルで買収したのは2017年の6月になり、様々な食品の販売をオンラインで始めました。もちろん、こんな日が来ることをスーパーマーケットの経営者たちは予想していたことでしょう。現に、クローガーもオンラインでの販売をしています。



決算を見てみると、クローガーのオンラインでの売上は58%増でしたが黒字にはなっていません。ウォール街のアナリストは、こう語っています。
クローガーにはオンラインで大手業者と戦える力は無いようだ。
大手ディスカウント店ウォルマート、そしてコストコもオンラインで食料品を積極的に販売し、クローガーから売上を奪っています。これだけクローガーの株価が下がったのだから、そろそろ買えるかもしれない、という意見もありますが、ジェフ・マークス氏(ポートフォリオ・マネージャー)はこう述べています。
クローガー株が、ここから大きく上昇する可能性は無い。この業界の巨人はウォルマートとアマゾンだ。特にウォルマートは、スーパーマーケット業界に最大の脅威となっている。


(情報源:E-Commerce Driven Grocers Costco, Walmart Are Winning: Amazon's Impact

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