金曜に雇用統計を控え米国株式市場は注目のレベルをテスト中

ECB、経済見通し大幅下方修正-景気刺激で追加措置(ブルームバーグ):ユーロ圏経済成長とインフレ率予想を下方修正、19年成長1.1%。条件付き長期リファイナンスオペ再開へ、金利ガイダンスを変更
この報道を受けユーロは大幅下落、下がユーロ・ドルの15分足チャートです。


そして下はユーロのETFの週足チャートです。


今日の下げで、約2年間続いていたサポートラインを割ってしまいました。ニュースがニュースなだけに、このラインの上にはそう簡単に復帰できないだろう、と思っている人が多いことでしょう。

今日のECB(欧州中央銀行)からの発表で、世界経済の先行きがいっそう暗くなったという見方が広がり、株が売られました。


上は、S&P500指数のETFの日足チャートです。0.79%の下げで木曜の取引を終了しました。もちろん、レジスタンスライン(1)の突破に難航していましたから、ECBからのニュースは売り手を元気づける結果となったという意見もあります。弱いローソク足が形成されましたが、今のところ、ほぼ水平に走る200日移動平均線(2)がサポートになっています。出来高(3)は昨日の量を超えましたが通常の8割ですから、皆が株を投げたというような悲観的な状態ではありません。

ここで気になるのは、金曜のマーケット開始前に控えた2月分の米雇用統計です。
市場予想:
非農業部門雇用者数:+18万人
失業率:3.9%
平均時給(前月比):+0.3%
平均時給(前年同月比):+3.3%
平均労働時間(週):34.5時間
もし予想以下の悪い結果なら、世界的な経済下向きが確認されることになり、株の売りが加速しそうです。では、予想より良い結果ならどうなるでしょうか?マーケットは素直に上昇するでしょうか?それとも、欧州がダメなのだから楽観できないと判断され、株は売られるでしょうか?

市場予想の非農業部門雇用者数は18万人増ですが、ゴールドマン・サックスのエコノミストは、プラス15万人という控えめな数字を予想しています。
23万2000人増というのが過去6ヶ月の平均だが、そのペースは減速している。更に、今回は通常以上に多い雪という悪天候もあるから、雇用者数は少なくとも4万人減となる。
マーケットはどう反応するかは分かりませんが、売り圧力と買い圧力を把握するために使われているオン・バランス・ボリュームも重要なレベルをテストしています。S&P500指数のETFの日足チャートを、もう一度見てみましょう。


Aで分かるように、オン・バランス・ボリュームはサポートラインのテスト中です。ご察しのように、ここを割ることは売りシグナルとなります。

強気な人はこんなことを指摘しています。「50日移動平均線(B)の上昇が始まり、中期的なトレンドが明らかに好転している。それに、このまま上昇が続けば200日移動平均線(2)を上抜けるゴールデンクロスも起きる。200日移動平均線割れが起きたとしても、それはダマシの下放れになることだろう。」



(情報源:ECB、経済見通し大幅下方修正-景気刺激で追加措置

February's jobs report should show whether there's anything to really fear about economy

Stocks close lower for 4th straight session as global growth concerns move to the fore

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