シアトルに住むトレーダーから聞いた話:どうやってトレードの壁を打破したのか?

週に2、3回走っている人なら、3キロ、5キロといった距離なら無理なく走ることができます。しかし、「20キロ」と言われたら、そう簡単に完走することはできません。先ず、5キロを走れるようになること、そして次は10キロといった形で距離を徐々に増やしていくことで目標の20キロを完走できるようになります。

株のトレードも同様に、最初は小さな目標、たとえば「毎月5万円の利益を上げる」から始めます。それができるようになったら次は10万円、その次は15万円といった形で目標を高くして行きます。

2、3年前になりますが、シアトルに住むトレーダーが、どのようにしてトレードの壁を打破したかを話してくれました。この話が皆さんに役立つかは分かりませんが、下が要点です。
それなりのトレード方法を身に付け、ある程度の利益を上げることができるようになりました。しかし、自分が十分に満足できるような利益を中々上げることが出来ず、思い悩むことの多い毎日でした。
ある出来事が、私のトレード・スタイルを完全に変える結果となりました。友人たちは、私が株をやっていることを知っているので、パーティーなどに行くと株に関することをよく聞かれました。ある集まりで、友人がこんなことを言いました。「残念ながら、このあいだの予想はハズレだったね。」
この友人の言葉は数日間、私の頭から離れませんでした。こんな状態でチャートを見ていたら、あることに気が付きました。私は、移動平均線、MACD、そしてRSI(相対力指数)を使ってトレードをしています。要するに、それらの指標を使って、私は株価の次の動きを予想しようとしていたのです。
この一件がキッカケとなって、彼はチャートから全ての指標を取り払って、ローソク足と出来高だけでトレードを始めました。彼の言葉を借りれば「裸のチャート」でトレードを始めたのです。

彼の話に戻ります。
MACDやRSIを使って満足な成績を上げることができなかったということは、それらの指標は、私にとって不要だったということです。「RSIは売られ過ぎを示しているから買ってみよう」というのは理屈に合った判断かもしれませんが、それは単に先入観を植え付けるだけです。友人の言葉のお陰で、当たり前のことに気が付きました。先に動くのは株価であり、MACDやRSIは株価を追っているだけなのです。
移動平均線を使わない、MACDは使わない、RSIも使わない、使用するのはローソク足だけということになると、実際にはどうやってトレードするのでしょうか?彼からのヒントはこれです。

皆さんなら、どちらの株を買い候補に選びますか?







ほとんどの人がAを選ぶと思います。なぜなら、アップトレンドが明確だからです。Bは値動きが荒れていますから、今日買ったら明日は急落になってしまうかもしれません。「トレンドの明確な、やりやすい株だけをトレードする」というのがシアトルのトレーダーの結論です。


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