米国株式市場:注目のレベルは50

S&P500指数は重要な位置に達しています。下が日足チャートです。


12月の安値からS&P500指数は17%の上昇となり、200日移動平均線(A)に挑戦が始まっています。200日移動平均線より下はダウントレンド、という考え方が一般的ですから、もしこの移動平均線を突破となると、投資家たちのムードは更に明るくなることでしょう。

しかし注目は、200日移動平均線の直ぐ上に走るレジスタンスゾーン(B)です。


多くのトレーダーが、このようなことを語っています。 
たとえ200日移動平均線を越えたとしてもレジスタンスゾーンを突破するのは無理だ。RSI(相対力指数)は、買われ過ぎレベル(矢印)にそろそろ達するから、現時点では新たな買いを考えるのではなく売りの準備をするべきだ。
確かにその通りです。RSIが過熱を示す数値に迫っているのですから、今は積極的に買い足す時ではなく、持ち株の利食い、または空売りを考慮するべきです。しかし、今日のマーケットには、ここからの大幅上昇を望む人たちがかなりいます。

 上は、RB Advisorsのツイートです。
戸惑ってしまうサインだ。投資家たちは冷静になるのではなく、ブルマーケットの最終段階に吸い込まれているようだ。バンク・オブ・アメリカ・メリル・リンチの調査によると、現在のウォール街は過去7年半で最も強気だ。
チャートに入れましたが、58.5%が現在の数値(1月31日時点)、61.7%は売りシグナルとなる数値、51.7%は買いシグナルとなる数値です。(過去15年間の平均値は56.7%。)もちろん、7年半ぶりの強気レベルという現状は気になりますが、危険シグナルの61.7%にはまだ達していないと言う人も当然いることでしょう。

長期的なトレンドの決定的な崩れはまだ起きていません。分かりやすいものを3つ見てみましょう。下は、S&P500指数の月足チャートです。


1で分かるように、上昇するトレンドラインは今日も無事、アップトレンドが継続しています。

入れた指標は、投資家たちに広く使われているRSI(相対力指数)とストキャスティクスです。両方に入れた点線は50に引かれています。少々割り込むこともありますが、アップトレンドでは50がサポートになる傾向があります。12月に大きな下げがありましたが、AとBで分かるように、両指数とも50が支えとなって反発しています。2008年の下げ相場入りの様子を見てください(C、D)。RSIとストキャスティクスの両方が50を決定的に割っています。

長期的なアップトレンドが崩れていないのなら積極的に買うべきでしょうか?多数の人が「ノー」と回答することでしょう。 RB Advisorsのツイートが指摘しているように、現在の米国株式市場はブルマーケットの終盤です。上げ相場が始まってから、既に10年もの月日が経過しているのですから、現在のマーケットが3回の表である筈などありません。

(情報源: RB Advisorsのツイート

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