米国株式市場:これだけ大きく買われ過ぎになるのは久しぶり

S&P500指数は、12月26日の安値から10%の上昇となり、目先買われ過ぎな状態となっています。下が日足チャートです。


1、2、3で分かるように、移動平均線は下から20日、50日、そして200日移動平均線の順番で並び、S&P500指数は明らかなダウントレンドにあることが示されています。

入れた指標は、買われ過ぎ、売られ過ぎを判断するために広く使われているストキャスティクスです。円で囲いましたが、ストキャスティクスは80を大きく超える96.94に達し、マーケットが買われ過ぎであることが警報されています。「下降トレンドにある株が買われ過ぎになったら売りのチャンスだ」というのが一般的な見方ですから、ここからは積極的な買いは難しい状況です。

更に、トレーダーたちはマクレラン・オシレーターを指摘しています。
マクレラン・オシレーターは、「値上がり銘柄数」と「値下がり銘柄数」の差を日々並べてゆき、次に「二つの差(値上がり銘柄数-値下がり銘柄)」の短期指数移動平均と長期指数移動平均を求め、この二つの移動平均値の差から相場のトレンドを測る指標。数値がプラスの時は相場が上昇傾向にあり、マイナスの時は下降傾向にあることを示す。数値が極端に振れた場合は「買われ過ぎ」または「売られ過ぎ」の可能性がある。(iFinanceから抜粋
下が マクレラン・オシレーターです。


12月24日、 マクレラン・オシレーターはマイナス109.61(A)という極めて低いレベルにありましたが、最近のマーケットの大きな反発で、なんと117.76(B)という超高レベルに達してしまいました。上のチャートは過去6ヶ月の様子ですが、過去10年間を見た場合でも、マクレラン・オシレーターがこれほどの高レベルに達したことはありません。“数値が極端に振れた場合は「買われ過ぎ」または「売られ過ぎ」の可能性がある”というのが一般的な解釈ですから、やはりここからは買い難い状態です。

しかし、こんなツイートも出ています。


2009年以来、マーケットは10日間に渡る最大のラリーを展開したのに、投資家たちはマーケットを相変わらず怖がっている。
上のチャートは、投資家たちの心理状態を示す恐怖&欲指数です。1ヶ月前の8(極めて強い恐怖)から31に回復していますが、31は恐怖を表す数値です。言い換えれば、最近の強い反発を見た個人投資家たちは、これから買い参加してくる可能性もあります。

S&P500指数の60分足チャートには、興味深いパターンが形成されています。


1と2で分かるように、ボリンジャーバンドの幅が、とても狭くなっています。このように、バンド幅が狭くなった後は大きな値動きとなる傾向がありますから金曜のマーケットに注目です。

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