ベアマーケットは既に終わった???

マーケットの回復が進み明るい意見が出て来ました。
過激な意見を述べてみたいと思う。「ベアマーケットは既に終わった」という見方はどうだろうか?私たちには正確な予想はできない。しかし、証拠の一つとしてあげることができるのは、S&P500指数は12月26日から今日までに10%も上昇している。投資家たちは底の形成を自分の目で確認できると思っているが、事実は正反対だ。-- エディー・エルフェンバイン(ポートフォリオ・マネージャー)
ライアン・デトリック氏(LPLファイナンシャル)のツイートも興味深いです。

最後にマクレランオシレーターが、マイナス80の極めて売られ過ぎな状態から、2週間以内に極めて買われ過ぎな状態になった日を憶えているだろうか?それが起きたのは2009年の3月だった。そして昨日、同様なことが起きた。
2009年の3月と言えば、S&P500指数が666で底打ちとなった月です。マイナス80という超売られ過ぎな状態から、2週間以内に超買われ過ぎな数値までマクレランオシレーターを上昇させることができるのは個人投資家ではなく、巨大な資金を保有するヘッジファンドや大手機関投資家たちです。これと同様なことが今回も起きているということは、機関投資家たちはマーケットは底を打ったと判断し、割安となったものを買い始めている可能性があります。

S&P500指数の日足チャートを見てみましょう。(チャートはTradingViewです。無料で使用できます。)


明らかに下降する50日移動平均線(1)、そしてやや右下がりとなった200日移動平均線(2)で分かるように、S&P500指数のトレンドはダウントレンドです。言い換えると、最近展開されている回復ラリー(3)は、下げ相場における単なる一時的な上昇である可能性があります。この回復ラリーで、MACDラインはシグナルラインを上抜け(4)、買いシグナルとなるゴールデンクロスが起きました。しかし、S&P500指数の上昇トレンド入りが確認されるためには、MACDラインはゼロライン(5)を越える必要があります。注目は次の下げ波動です(6)。たとえ下げたとしても、12月の安値を割るようなことがなければ、S&P500指数は二番底を形成する可能性があります。

エルフェンバイン氏の言葉に戻ります。
過激な意見を述べてみたいと思う。「ベアマーケットは既に終わった」という見方はどうだろうか?
この答えは、来週から始まる決算シーズンから得ることができそうです。
ファクトセット社の調査によると、アナリストたちはS&P500指数に属する企業の収益は平均で11.4%増、5四半期連続で二桁台の成長となることを予想している。重要なのは数字ではなく、企業の責任者が、どのような将来の見通し発表をするかだ。(AP)
売り手たちは、「決算発表を待つ必要などない。世界的な景気の後退は避けられない。本格的なベアマーケットはこれから始まる」と語っています。
最近の2週間でアップル、サムスン、そして大手物流サービス会社のフェデックスが極めて弱気な見通しを発表した。これら3社のニュースは、他と関係の無い単独な問題ではない。ドイツの工業生産は2008年以来最大の落ち込みとなり、中国の実質的なGDPの成長率は3%未満だ。(Gains, Pains & Capital)
Gains, Pains & Capitalは、S&P500指数の月足チャートを指摘しています。


一番上はRSI(相対力指数)です。S&P500指数より一足先に下げが始まり、売りシグナルとなるダイバージェンスが起きています(1)。S&P500指数はアップトレンドラインを割り、そしてキーレベルとなる安値も割りました(2)。MACDはデッドクロス(3)、売りシグナルです。「大波である月足の崩れはまだ始まったばかり、そう簡単に動きを止めることはできない」というのがGains, Pains & Capitalの見方です。


(情報源:What If the Bear Market Is Already Over?

デトリック氏のツイート

Big Picture, the Technical Picture is Clear…

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