株トレード:「怖いところを拾う」というのはどういう意味?

StockCharts.comにSCTRという株やETFの採点システムがあります。簡単に説明すれば、学校のテストと同じで、90点以上なら優秀な成績、30点未満は完全な落第です。


 上は実例、先週金曜のマーケット終了時点におけるETFのトップ5です。首位はSCTR99.9点のパラジウムのETFですが、2位から5位の全てはブラジル株のETFです。

最近のニュースを二つ見てみましょう。
ブラジル新政権、「小さな政府」へ経済チーム
ブラジルで2019年1月に発足するボルソナロ新政権は経済立て直しのため改革を進める構えだ。基盤の政党は異なるが、テメル現政権の構造改革路線を基本的に引き継ぐ。「小さな政府」を目指し、省庁をまたぎ大きな権限を持つ「スーパー大臣」に経済政策を統括させる。財政再建のため年金制度改革を進め、国営石油会社の不採算部門を売却する。市場は好感し、株価は高値圏で推移する。(日本経済新聞 2018年12月12日
・焦点:ブラジル新政権、早くも内部対立で迷走 投資家は警戒:
1日に発足したばかりの右翼大統領ボルソナロ氏が率いるブラジル新政権が、早くも政権内の亀裂や政策の迷走に直面している。喫緊の課題である財政改革を遂行できるのか、投資家の間で不安が広がり始めた。 (ロイター 2019年1月13日
新大統領の ボルソナロ氏は「ブラジルのトランプ」と呼ばれ、とにかく話題を欠くことが無い人です。

2位に入っている iShares MSCI Brazil(EWZ)のチャートを見てみましょう。先ず、テクニカル分析サマリーです。(チャートと分析サマリーはトレーディングビューからです。無料で使うことができます。)


日足チャートの分析結果は「強い買い」です。(「1週」をクリックすると週足チャートの分析結果、「15分」をクリックすると15分足チャートの分析結果が表示されます。)

もちろん、「強い買い」だからと言って今直ぐ買って良い訳ではありません。



このツイートに同感される人は多いと思います。私たちは「上がってから」買ってしまうのです。特に巨大な陽線など見ると、我慢できなくなって買ってしまいます。

下が iShares MSCI Brazil(EWZ)の日足チャートです。


「強い買い」という分析結果が出ているだけあって、9月の安値から40%も上昇しています(同期間のS&P500指数はマイナス8%)。しかし、メガホン(A)が現在形成され、ここでは積極的に買う気にはなれません。更に、現在のETF価格は20日移動平均線(B)から大きく離れていますから、そろそろ利食いの売りに注意です。ストキャスティクスも買われ過ぎゾーンに入っています(C)。

「怖いところを拾う」には、どのへんで買ったら良いでしょうか?もし下げが始まり、ETF価格が20日移動平均線を割るような事態が起きれば、最近買った人たちは怖くなって保有しているETFを売却することでしょう。
  • 上昇するトレンドライン付近で買う(D)。
  • ストキャスティクスが売られ過ぎレベル(E)に達したら買いの準備をする。
こんなイメージになります。


 重要なのは虎視眈々の姿勢です。

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